2022.05.26 YouTube
今日は木工の中の基礎的な加工
「穴あけ」について説明していきたいと思います。
※この記事は動画の説明を元に詳しくご紹介しております。
動画だけ見たい方は、記事の最後に動画をご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。
木工DIYにおいて、穴の空け方を知っているかどうかで、だいぶ制作の幅が広がっていきます。
木に穴を空ける最低限必要な道具、それはドリルです。
日本語でいうと「錐(きり)」。年配の職人さんの中にはドリルのことを錐と呼んだりする人もいるそうな。
穴にも色々な種類がありますが、まずは3mm以下くらいの小さな穴、「下穴」について。
下穴というのは、ビスを打ち込む場所にあらかじめ開けておく穴のことです。
これの作業をやっておくことで、ビスを打ち込む時の力で木材が割れてしまうのを防ぐためです。
コーススレッドの使い方の記事でも触れていましたね。
もう少し大きい穴(3mm〜30mmくらい)になってくると、「通し穴」、「貫通穴」などがあります。
その名の通り、木材を貫通するような穴。
上図のように、2つの木材をネジで接合したい時に、下の方には下穴を空けておき、上の方には貫通穴を空けておくと簡単にネジが通って作業効率が上がりますよね。
貫通しない穴というのもあり、「座堀(ざぼ)り穴」がその一種。
ネジ頭やナットが木材の面から飛び出さないように、木材を掘り込むように空けておく穴のことを言います。
こちらはDIYのレベルではなかなか扱わないかもしれませんが・・・
スライド丁番などを取り付ける際に使われる技法です。
30〜50mmくらいの貫通穴を空けたい時なんかには、木工ドリルを使います。
一口に木工ドリルといってもその種類は様々。また後日詳しくご説明しますね。
写真のものはかなり太めのものなので、取り付けられるドライバーに制限のあるものもありますので、自分の使うドライバーに合わせたドリルをご用意ください。
フォスナービットというのは別名を座ぐりドリルといい、底面が平になるように穴を空けることができるドリル。
貫通しない穴=座堀り穴を空けるときに用いられます。
ホールソーとは、貫通穴を空けるときに使われるドリル。
縁にはノコギリの刃がついています。英語で書くとHole(穴) saw(ノコギリ)。
25〜60mmくらいの穴を空けられるものが一般的です。
木工用というよりはどちらかというと金属やプラスチックの加工としての道具ですが、木工用もあります。
これらホームセンターで売ってますので、色々見てみると面白いですよ。
ドリルドライバーやインパクトドライバーに取り付けて使用するものなので、セットで買っておくと便利です。
とりあえず最初は木工ドリル(太くても9〜10mmのもの)があれば十分かと思います。
次回はドリルについてちょっとだけ深掘りしていきたいと思います。
お楽しみに・・・
▼こちらの動画で今回の内容をわかりやすく説明しております。
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