インパクトドライバーとドリルドライバーどっち買えばいい問題【結論編】 | YouTubeなら WOODWORK CENTER by 相談家具屋

2022.01.21 YouTube

インパクトドライバーとドリルドライバーどっち買えばいい問題【結論編】

インパクトドライバーとドリルドライバーの違いについては以前の記事で説明しましたね。

さて、これから購入を検討している方はこう思ったのではないでしょうか。

「ぶっちゃけ、どっち買ったらいいんすか???」

・・・ご安心ください、ズバリお答えいたします。
結論から言いますと、初心者の方には、

まずはドリルドライバーの購入をオススメいたします。

その理由を、以下で詳しくご紹介して行きますので、しばしお付き合いくださいませ。

この記事は動画の説明を元に詳しくご紹介しております。
動画だけ見たい方は、記事の最後に動画をご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。

どっち買ったらいいか悩む人多数

Google などを見てるとやっぱり多いです。
「インパクトドライバー ドリルドライバー 違い」というワードで検索している方が。
見た目もほぼ一緒でわかり辛いですもんね。

インパクトドライバーっていう言葉は結構最近ポピュラーになってきているんですけど、
ドリルドライバーっていう言葉の方は最近あまり聞かないのかな、と思ったりします。

そもそもドリルなの!?ドライバーなの!?インパクトってどゆこと!?って話になってきますよね。
まずは2つの違いを軽くおさらいしましょう。

プロ仕様でパワーが強いインパクトドライバー

プロ仕様で非常にパワーの強い方がインパクトドライバーです。
“インパクト”というのは、“衝撃”という意味ですね。
その歴史はドリルドライバーより浅く、割と最近になって出てきた道具です。
回転方向に対して、衝撃・打撃を与えながら、ネジを締め付けるのが特徴です。

インパクトドライバーの使い所

インパクトドライバーがどういう時に役に立つかというと「非常に長いネジをたくさん打ち込んだりする時」などです。

ネジを締め付ける「スピード・パワー」がどちらも強力なため、作業がとても楽になります。

大きなものを SPF材* でバンバン作りたい人なんかは、インパクトドライバーを使うのがいいかもしれません。
*SPF材って何!?という方はこちらの記事、【モッコウジム】DIY素人がシューズラック作ってみた#3をご参照ください。

インパクトドライバーの注意点

ただし繊細な仕事には向きません。

例えば、金属製の金具を短いネジで木に対して打ちつけたりする時。
プロの方だったらインパクトでもパッと出来ちゃうんですが、
素人の方だと短いネジが耐えられずに壊れてしまったり、ということが起こり得ます。

なので、あくまでもインパクトドライバーは「パワーとスピード重視型」と覚えておいてください。

インパクトドライバーの先端工具

先端工具(ビット)の取り付け方法もドリルドライバーとは異なり、ドリルチャックと呼ばれる差込口の構造から違っています。

インパクトドライバーはワンタッチ式で装着可能

先端部分を引っ張りながらビットを差し込み、引っ張ってる部分を元に戻すと、ロックがかかり固定されます。
超簡単ですね。

超簡単ですが、インパクトドライバー専用の先端工具しか使えないといったデメリットもあるんです。
※基本的に六角軸のもの。

とは言え、最近はインパクトドライバー専用の先端工具も増えてきているので、いろいろな種類がお試しいただけるかなと思います。

やはり取り付けが簡単というのは作業性に即決する部分ですので、プロの職人が1日に何百本というビスをつけなきゃいけない時なんかには、ドリルドライバーとの効率の圧倒的な差を感じるかと思います。


穴あけやネジ締めなど小回りのきくドリルドライバー

こちらがドリルドライバー。
その名の通り「穴を開けること」を第一の目的として作られた、昔からある工具です。

その動作は基本的に「回転」のみ。
回転のスピードは変えられますが、ポイントなのは「クラッチ機能」というのがあって、ある一定以上の負荷がかかると回転が止まるようにできています。

これによって「ドリルとして穴を開ける」「ドライバーとしてネジを締める」この2種類のモードの切り替えが可能となるんですね〜。

ドリルドライバーの使い所

ドリルというのは穴を開けることが使命ですから、
何が何でも、開けるために回転をしなければならない。

なので、ドリルモードに切り替えると力一杯ずっと回転を続けて、一生懸命穴を開けようと動きます。

一方で、ネジ締めモード。

あまり強い力でネジを締めすぎると、
木材が破損したり、ネジがバカになったりします。

パワハラみたいな発言になりましたが、“ネジがバカになる”というのは、業界用語で「ネジ山が潰れて機能しなくなる」ことを言います。
ドリル先端が強く当たって削れ過ぎてしまい、噛み合わなくなるってことですね。

そういうのを防ぐために最適な強さをコントロールしてくれるのが、このネジ締めモードです。

ドリルドライバーの先端工具

ビットの取り付け方法は、先端部分を回して緩め、ビットをチャックに差し込み、先端部分を反対向きに回して固定します。

3つの爪が付いていて、その爪がグーッと寄ってきて先端工具を咥え込んで「装着完了!」といった具合です。

インパクトと比べると最初は少〜し手間に感じますが、ビットの形状に捉われず、基本的にハマればなんでも取り付けられる構造になってるので、ビット選びの選択肢が非常に広いのが利点です。

で、どっち買ったらいいんすか?

いろんな考え方があるとは思いますが、WWC流の考えではまず最初に「ドリルドライバーの充電式」」をお勧めします。

散々「作業性が〜」とか「パワーが〜」とか言ってきたので、インパクトの方を買いたくなる気持ちもわかります、わかりますが。
やっぱりインパクトドライバーは使い慣れてないと、なかなか作業しづらく感じる場面が多くなってきちゃうと思うんですよね。

対してドリルドライバーは、スピードのコントロールや力の調整ができるので、使い慣れない人でも、失敗が少なく作業できるのかなと思います。

まとめ「ガシガシ」なら「繊細作業」なら

強い力やスピードを求めてガシガシ使うならインパクトドライバー。繊細な作業を求められる場面ではドリルドライバー!
初心者の方でまずは一台って場合は、まずは無理ぜず「ドリルドライバー」で木工DIYに慣れることが大事ですね。


では実践!

本当に初心者はドリルドライバーの方が使いやすいのか。
弊社の新入社員でDIY素人のSくんに協力してもらい、使い勝手の違いを体験してもらいたいと思います。

結果は、次回の記事で・・・!
インパクトドライバーとドリルドライバーどっち買えばいい問題 – 実践編 –

YouTube 動画

YouTube 動画でも今回の内容をご紹介しております。

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