馬鹿棒(バカぼう)って何!? – 箱馬の製作 | YouTubeなら WOODWORK CENTER by 相談家具屋

2022.05.19 YouTube

馬鹿棒(バカぼう)って何!? – 箱馬の製作

みなさんこんにちは。
前回から時間が空いてしまいましたが、モッコウジムのPart4、箱馬を実際に製作しているところを紹介して行きたいと思います。

▼前回の記事はこちら
https://soudankaguya.com/wwc/blog/7219/

※この記事は動画の説明を元に詳しくご紹介しております。
動画だけ見たい方は、記事の最後に動画をご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。

前回はヤスリとカンナを使用して面を取る作業がメインでしたね。
組む前に材料全体の面を取ってあげるのが大事なポイントでした。

▼こちらが仮で組んでみた完成イメージ

箱馬は主に上に乗っかったりする用途で使用します。
こちら中が空洞になっていて、少し不安な気もしますが大丈夫なのかと思われる方もいるかもしれませんが、大丈夫です。
これだけシンプルな構造で、人一人上に乗る分には十分な強度が出るんです。

さらに隙間があることによって持ち運びもしやすい設計になっています。
中が空洞なことで軽いのも都合がいいですね。

あとは材料の”歩留まり”的にも効率が良くなっています。
中の空洞を埋めるように作るとしたら、大量の材料が必要になって重さも増して使いにくいですしね。

※歩留まりについては過去の記事で触れていますので気になる方はご確認ください

組んでいく順番

板材を組んでいく順番を考えてみましょう。皆さんならどのように組みますか?

真ん中にはめる板を、ちょうど真ん中に配置するのが少し手間ですよね。
もちろん測って墨をつければなんてことはないのですが、このようなものを複数作るとしたら?
毎回測るのはかなりめんどくさいですよね。

ここで、本記事タイトルにあるバカ棒を使用していきます。

先ほどの図を上から俯瞰で見た図がこちら↓

この赤い部分にピッタリはまるものがあれば、毎回それを当てるだけで真ん中の場所がわかりますよね。

そうして余った木材で作ったのが今回のバカ棒です。
これが一個あれば作業の効率性がバカみたいに上がります。なのでバカ棒と言います。嘘です。
名前の由来は、これがあれば誰でも(バカでも)同じ長さに測ることができ、間違いようがない、ということからきているようです。

毎回の作業に合わせて作った計測用の棒、これを馬鹿棒(ばかぼう)とよび、建設や工事現場なんかでプロもよく使うものなのです。

余った材料とかでサクッと作れるので、効率を求める作業時には用意しておくと重宝します。

Eの字に組む

さて話を戻します。組み方ですが、Eの字を作るように組むのがやりやすいです。
バカ棒を当てて、真ん中の板もきちんと中央に配置してください。

ビスで留めていきます

シンプルに四角を留めます。画像のようにあらかじめ浅く板に打っておくと便利です。
箱馬とはいえ、板面の綺麗な方を表にしてあげた方が気分はいいですよね。

ずれないようにしっかりと抑えてドライバーでビスを打っていきましょう。

やりやすいように向きを変えて…

ここでバカ棒投入。

真ん中の板にビスを打つのはズレやすくて少し難しいですが、ここが1、2mmずれてても構造上なんの問題もないのでそんなに神経質にならなくても大丈夫です。

そんな感じで全体を留めていきましょう。

もうこれだけで本棚としても使える形になってますね。

お次は天板となる部分をつけていきます。

ここで一旦、矩(かね)が出ているかチェック。

※矩とは…直角90度のこと。詳しくはこちらの記事で!

スコヤ

スコヤという道具があると、簡単に矩が出ているかどうか分かります。
L字型で目盛りがついており、直角を測るためのガイドとして用いられる道具です。
名前の由来は、直角を意味する英語のsquare(スクエア、スクウェア)が訛ったものとされています。
一つ持っておくとDIYするには便利ですよ。

積み上げて使うような箱を作成する際には、できるだけ矩が出るように製作することを意識してみてください。

たとえこの段階でズレが発覚しても、天板をつける際に矯正するようにビスを打てば解消されますので、大丈夫です。
詳しくは映像で見た方がわかりやすいと思うので、記事の最後のYouTube動画をチェックしてみてください!
06:36〜くらいから矯正しています。

さて矩を確認したら天板を留めていきますが、この時必ずビスの頭が木にめり込むまで打ち込むように意識してください。
ネジ頭が出っ張ったままだと危ないですので。

天板がついたら、やすりで打ち込んだあたりを軽く撫でてあげましょう。
この時出っ張ってるビスがあったら再度ドライバーで埋め込みます。

最後に全体的にやすりで撫でたら、完成です!

長く使っていると、たまに木が痩せてきてネジが出てきてしまうことがありますが、そういう時も再度ドライバーでねじ込んであげてください。せっかく自分で作ったものですから、メンテナンスをして、愛着を持って長く使っていきたいですね。


▼こちらのYouTube動画で詳しく制作の様子をアップしています。
この動画が役に立ったと思ったら、ぜひチャンネル登録よろしくお願いします!

この投稿をシェアする

オンラインストア