木工教室「参加レポート」その1 | 木工教室木工教室なら WOODWORK CENTER by 相談家具屋

2015.12.18 スタッフブログ木工教室

木工教室「参加レポート」その1

『木工教室、参加します』

この一言から始まった、黒田店長と新人広報Mの木工教室体験。現在、木工未経験の黒田店長と新人広報Mは、1週間に1回、実際の木工教室のクラスに参加して木工の基礎を学んでいます。

実は、今までFacebookに、その体験の様子を『木工教室体験レポート』として連載しておりました。Facebookは見れない!見にくい!といったご要望もあって、今回は、『総集編!』ということで今までのレポートを一挙まとめて!はさすがに長いので、2回に分け投稿します。

今回、スタッフが木工教室に参加する意図や目的、そしてその効果などについて、また、曜日ごとの担当講師や教室のみなさんの雰囲気もご紹介できれば、と、思って日々綴っております!ぜひ、読んでみてください。

※ブログ掲載にあたり、本文の一部を編集しております。

まず、先陣きって私Mが教室初参戦!その様子のレポートをご紹介します。初参戦は、水曜の午後のクラスにお邪魔。初回講習です!今回が初回というOYさんとONさんがご一緒で、とても心強かったものです。


【木工教室参加レポート】

今週から、店長と私新人広報Mがそれぞれに木工教室へ参加させていただくことになりました。木工の基礎を学び、知識を深めていく中で、WWCとして取り組んで行くべきことの発見や今後のよりよいご提案活動をし続けるために!との思いから、始動した企画です。
ちなみに、本日は私Mが、初回講習のお二人とご一緒しました。9月にWWCへ仲間入りしたばかりの新人の私は、木工の知識はまったく持ち合わせておらず、道具の名前や使い方も知らないことばかり。新鮮で面白いことばかりの、あっという間の3時間でした。かなり集中して取り組みましたが、まだまだ…。当然ですが、思うように道具を使いこなせません。ご一緒したお二人は、とっても上手で講師も納得でしたが、私は講師のYさんから、失笑される始末。
『基本の基』の初日。
まずは、道具をしっかり使いこなせるようになること。これから基礎講習、引き続き励みます。成長日記と思って、ぜひ引き続きご期待下さい…。どんな事も…基本を忘れてはいけませんね。次週、教室に参加できる日が楽しみです。

そして、引き続き黒田店長のレポートは、金曜クラスにて。こちらにも、今回が初回講習というMさんがご一緒でした。


【木工教室参加レポート】

こんにちは。店長の黒田です。今週からスタッフのMと共に始めた木工教室、昨日私も初回講習を体験しましたのでレポートさせていただきます!私の本業は塗師屋と言って、木に塗装をする仕事です。ですので、木工の製作は一般の方と同じ初心者。
生徒さんと同じ目線で木工教室を体感して、今よりもより良い教室になる事を目的に、木工教室に参加する事に致しました。


私は、職業訓練校の塗装科に通い、木工塗装専門の親方のもとで
職人をしたあと、現在WWCでオーダー、リペアの塗装をしております。
塗師屋には新規の家具からアンティークもの、什器など、様々なものの依頼が入りますので、少しは木の事を学んで塗装をしてきたつもりでした。
しかし今日の講座で、改めて木の性質や反り方の方向、材料取りの考え方などの話を聞き、今まで経験からの知識でぼんやりと知っていた部分がクリアになり、改めてきちんと木の性質を学ぶ事の大切さを思いました。
これから木工の技術を学ぶ事で、塗装ももっと良い仕事ができる様になると思っております。

そして、座学の次は作業。
今日は白書(しらがき)というノコギリを入れる所に印線を引く刃物を使って作業をしたのですが、ただ線を引くだけなのに、とても難しい。。。初めて手にする道具を使うのは、小学生以来の体験だと思いますが、
「難しいから、めちゃくちゃ楽しい!」その一言につきます。大人になって初めての経験ができるって、こんなに楽しいんだなーと。

そして改めて、講師の皆、生徒さんたちへ尊敬のまなざしです。生徒さんは皆先輩ですので、アドバイスをくださったり、今日一緒に初回講習を受けたM様と「難しいよね・・・」と頭を抱えたりと、あっと言う間の3時間でした。


今回の体験で、もっとこうしたら生徒さんが分かりやすいんではないか?という点と、やっぱりこれがWWCの良い所だ!という部分を客観的に見る事ができたので、もっとお客様にに楽しんでいけるお店にするために活かしたいと思います。

WWCの木工教室にはすばらしいスタッフがそろっています。さらには、すてきな生徒さんが集まって、それぞれ学んで下さっています。
WWCの一番の魅力は、ここにいる人たち皆が楽しそうに木工をしている事。これからお越しくださる全ての方にも、そんな思いを体感して頂ける様に、来週もまた教室に参加しようと思います。

さて、1週間とは早いもので、復習しなきゃ…テキスト読み返さないと…なんて思っていたのもつかの間、2回目の教室の日がやってきました。

私Mは引き続き水曜午後に、黒田店長は土曜午前のクラスに参加です。さて、2回目レポート、少しは成長しているでしょうか(笑)


【木工教室参加レポート】

こんにちは。WWC新人広報スタッフのMです。先週から始まりました、黒田店長とわたくしの木工教室参加レポート。水曜日は、平日で唯一午前と午後にクラスがあるので、時々お休みされた分の振替日などで一日を通して受講されるかたもいらっしゃるのです。授業に参加してみて改めて実感したのですが、それって凄い集中力!間をあけて取り組むよりも1日を通して課題を進める方が、技術修得にはとってもいいそうなのですが…まだまだ未知の領域です。

さて、先週は木材の基礎や道具についてと、木材への『墨付け』と『鋸挽き』の方法を教わりました。
『墨付け』では、『白書』と『スコヤ』を使って鋸で挽くための線をつけるのですが、四辺に対してまっすぐな線を一周、繋げなければならない。黒田店長もレポートでふれていましたが、これは難しい!

先週の出来映えには、自分でも不甲斐なくがっかりする程でしたので、今回も講師から様々なアドバイスをもらい、しっかりとした、まっすぐな墨付けを意識して精進しました!
『意識する』ことって本当に大事ですね…。意識をする、ということが何より自分の所作を、より正確に導いてくれるのを実感したのです。(成長かしら)

何本かに1本は講師も合格をくれる墨付けができたところで、鋸挽きです。 (写真の出来映えにて、みなさんにご判断を委ねます…)
初めての私が意識しなければならないのは、まっすぐの墨とまっすぐの鋸挽きへの執念にも近い思い。身体の位置、目を向ける位置、そのすべてが仕上がりに影響します。そして、なにより力を抜く事!(本当に大事!)

次回は、これをしっかり身体におぼえさせて、鋸挽きに励みます!
ついつい振り返るだけで肩に腕に力が入る2回目レポートでした。

【木工教室参加レポート】

こんにちは。店長の黒田です。今回は私は土曜午前クラスにて参加しました。このクラスは現在、一番生徒さんの人数が多いクラスです。平日はお仕事をされ、休日に木工に打ち込むというエネルギッシュな方が多い事と、担当講師の靍田(ツルダ)の男気(?)もあって、とても活気のあるクラスとなっております。

さっそく、先週の墨付けの続きからスタート。 初回の時うまくスコヤが持てず、白書の線も曲がっていたのですが、やっと自分なりのクセとコツが分かって来た気がします。罫引きも持ち方を頭に叩き込み、ゆっくり引くことが出来る様になってきました。木工って本当に日々鍛錬だなと改めて感じます。
道具の使い方、力の入れ方。自分の中で反芻して、体になじませていく。そのアナログでシンプルな事が、なんだかとても気持ちがいい。ついに3回目にして、なんとかきれいに墨をつける事ができました!やった!

次は墨付けをした部分をノコ挽き。土曜クラスのノコ挽きが上手な生徒さんを見たり、各講師陣の切り方をリサーチすると、皆それぞれ切りやすい切り方、自分にあった切り方をしていることが分かります。私も自分に最適な方法を見つけなくては!

まずは、講師の川上に教わった、棒の両側からノコを入れる方法にチャレンジ!この方法は、まっすぐノコを保つのが難しい人でも、ノコ挽きに苦手意識を持たない様にと、川上がアドバイスしている方法とのこと。確かに端点の両側から切るので、まっすぐになりやすい!しかし間をキレイにつなぐのに練習が必要そう。でもとても楽チン!

次は講師の靍田に聞いた、片側からななめに切る方法にチャレンジ!白書で引いた墨に軽くノコを入れてガイドの役目をするノコ道に沿って、片側からななめにノコを入れていく事で、ノコの横方向のブレを少なくしているとのこと。
お、確かにこの方法はスマートかもしれない。しかし曲がっているかどうかが、最後まで分かりづらいので、練習が必要!

次に生徒さんの方法[ヤスリをかける様に力を抜いてノコを引く]を実践。ノコ挽きはつい力が入ってしまいがちですが、力をいれずふわっと持ち、やさしくノコを挽くほど、余計なブレが生まれないという原理です。
おおー!確かに、ノコが曲がりにくいし、切り口がきれい。そして切る感触が変なひっかかりがない!皆本当にすごいなぁと関心。。。それから色々と黒田流を練習。
その結果、[両側から切るけど、片側深めに入れてノコ道を作り、ヤスリ掛けの様にやさしく切る]という方法に落ち着き、練習を繰り返します。
なんと、、、ついに線の上をまっすぐ切る事ができました!!うれしい!!爽快な気分です。

改めて、人の作業をみること、分からない事は先輩に質問する事、練習する事の大事さを感じた3回目の教室でした。
しかし、道具を使うってたのしいなぁ~と思いました。うまくいかなくて、悔しくて練習して、ちょっと上手くいって、また失敗して。学生時代部活に真剣に取り組んでこなかった私ですが、今更ながらこんな気持ちになれたのが嬉しいです。はい。

さて、総集編といいながら黒田熱のこもったレポート内容に、編集するのもあまりに忍びなく、ほぼ原文掲載させていただいてしまいました。読み応え、ありましたよね…。

次回、我々は『枘(ホゾ)』と『枘穴』の課題に入ります。さらに苦戦したり、でもちょっと解ったり、結局解ってなかったり…と、凸凹レポートが続きます!

『黒田店長と新人広報Mの木工教室体験レポート総集編〜第2弾』として、つづいて投稿しますので、乞うご期待!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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