手道具をつくる「毛引き」木工ワークショップ | ワークショップなら WOODWORK CENTER by 相談家具屋

2020.03.27 ワークショップ

手道具をつくる「毛引き」木工ワークショップ

罫引(毛引き、ケヒキ)を作る

こんにちは。
3月スタッフブログ担当のクムラです。

コロナウィルスで大変な状況になっているここ最近、皆さまお元気でしょうか。
店の方もコロナ対策として、休講せざる得ない状況で教室を楽しみにしている方々にはご迷惑をおかけしております。

さて、そんな中ゴールデンウィークに開催される毛引きワークショップに向けて、お誘いと最後に製作工程を乗っけます。

墨付けに欠かせない道具である毛引きとは、材をけびくことによって材に平行な線を印したり薄い板を割ったりする道具のことです。
刃物でけがくので鉛筆やシャーペンよりも細い墨線を引くことができます。
毛引きには種類が色々ありますが、ワークショップでは筋毛引きを製作します。

筋毛引きは家具職人がよく使います。
筋毛引きが無いととても困るくらいよく使います。


昔の職人さんは現代のように道具屋さんが無い時代ですので、必要な道具は自分で作っていたわけです(刃は除く)。
今現在でも探しても見つからない物があったら、職人は作れるものは自分で作っています(豆鉋や南京鉋などがいい例)

市販されている毛引きはネジで棹(さお)を固定しますが、
毛引きワークショップで作る毛引きはもっと簡単に固定できるようにくさびを使っているのがポイントです。

と、いう事で毛引きが出来るまでをサーっとお見せします。


まずは材料。
手道具で使われる材は樫の木です。
非常に硬くて、粘りがあり強度も高く耐久性に優れているので道具類や建築材によく使います。

木取り(木取りの関係上4つ)⇨定規板に穴加工⇨くさび製作⇨仮組み⇨棹に刃を仕込んで⇨定規板R加工⇨鉋がけ⇨面取り⇨完成

刃は梅心子の毛引き刃を使います。これだけ長ければ一生ものです。
左利きの人も左専用で製作が可能ですのでご安心ください。

肝心の毛引きワークショップでやっていただく事は、定規板のR加工と刃の仕込み、くさびの製作、鉋がけ、面取りを予定してます。

墨付けに必須の道具毛引き。
この機会に是非マイ毛引きを手に入れましょう!!

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