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初心者が知っておくべき木工旋盤の道具を選ぶポイントと材料を選ぶポイント

2025.10.20 - LAST UP DATE

前回のブログでは、お皿や、カップ、椅子の脚などの円形、円柱形のものを作ることができる木工旋盤の特徴と、制作に必要な道具を紹介しましたが、次に悩むのが道具や材料の選び方ですよね。
今回のブログでは木工旋盤の購入を検討されている方に、木工旋盤本体を選ぶポイントと木工旋盤で使える材料についてお伝えしたいと思います。
(前回ブログはこちら:https://soudankaguya.com/wwc/blog/11240/)

木工旋盤を選ぶポイント

大型の木工旋盤からミニ旋盤まで様々な木工旋盤がありますが、自分の作りたいものにあった機材を購入するために覚えていて欲しいポイント3つを紹介します。

ポイント1:長さと直径
木工旋盤本体の購入を検討する際にまず考えていただきたいのは、「どのくらいのサイズの何を作るのか」ということです。

木工旋盤では主軸とテールストックの間に木材の中心を固定し、回転させて削っていきます(下図参照)。そのため加工できる大きさは主軸からテールストックまでの長さ(心間距離)と、機材の土台であるベッドから主軸までの長さを2倍にした高さ(直径)で決まってきます。

長さに関しては、ヘッドストックにチャックをつけるとその分だけ加工できる長さが短くなるので、そこも加味して余裕のあるサイズ選びをする必要があります。

木工旋盤は小さいサイズのもので大きな木材を加工することはできませんが、大きい木工旋盤で小さなサイズの制作はできるので、幅広いサイズの作品が作りたい方は大きなものを買うか、延長ベッドがある機種を選ぶのがおすすめです。

ポイント2:重量
大きな材料を削りたいときには、本体が動かない程度の重量が必要です。本体が揺れると危険ということに加えて作業音も大きくなるので、安定感のある機材を選びましょう。

まずは小さなものを作ってみたいということであれば、重量はあまり気にせずミニ旋盤などの始めやすい機材を使って木工旋盤に触れてみるのもおすすめです。

ポイント3:単相電源か三相電源か
木工旋盤の電源は、100Vもしくは200Vで動作する「単相電源」、いわゆる家庭用の電源がほとんどなのですが、工場などで使われる「三相電源」と呼ばれる仕様の機材もあります。

もちろん、木工旋盤を本格的に取り組んでいる方の中には「三相電源」仕様のものをお使いの方も多くいらっしゃいますが、まずは趣味として挑戦したい方には単相電源の木工旋盤が始めやすいので、機材を選ぶ際には電源がどちらなのか確認しながら選定してみてください。

ガウジ・ウッドターニングツールの種類を知ろう

どれを買っていいか悩まれる方が多いのが「ガウジ・ウッドターニングツール」と呼ばれる木工旋盤で使用する刃物。作るものとそのサイズによって使い分けるのですが、初めて挑戦する方にとっては何が違うのかわからない方が多いのではないでしょうか。

これを持っていれば基本的なアイテムを一通り作ることができる、6種類のガウジ・ウッドターニングツールをご紹介します。

・ボウルガウジ
器などを作るときに行う作業を「フェイスワーク」と呼びますが、フェイスワークで使う機会の多い刃物がボウルガウジです。これを上手く使えるようになると綺麗な切削面をつくることができるようになります。

・スピンドルラフィングガウジ
角材を丸材に削り出す作業を「センターワーク」といいますが、センターワーク専用の刃物がスピンドルラフィングガウジです。最初に荒削りをするときに使用します。

・スピンドルガウジ
スピンドルラフィングガウジよりも細かなディテール作業に使われます。ボウルガウジよりも溝(フルート)が浅いので、「シャローガウジ」とも呼ばれます。

・スクレーパー
コップのような深さのあるものを作るときに、内側の仕上げなどで使用する刃物です。

・スキュー
センターワークの際に使用するノミのような形状の刃物で、表面を薄く削ることができます。

・パーティングツール
丸材に堀を入れたり、材料を切り離したいときに使用する刃物です。

ガウジを購入する時に国内外たくさんあるメーカーの中から「どれを選んだらいいかわからない」という方も多いのですが、趣味で始めるということであれば、人気のメーカー間で刃自体にそこまで大きな違いはでないので、ハンドルのデザインや、収納のしやすさなどでお好みのガウジ・ウッドターニングツールを見つけて手に取ってみてください。

木工旋盤は「乾燥材・生木」どっちで楽しむ?

木工旋盤の楽しみ方は材料選びにもあります。
みなさん「乾燥材」と「生木」の違いはご存知でしょうか?

通常、家具や住宅部材は「乾燥材」を使用します。その理由は、乾燥前の木には水分が多く含まれており、加工後に乾燥させると変形や、割れるリスクが大きいためです。
そのため、長い時間をかけて乾燥させた木材を家具や家づくりのために使用します。

木工旋盤でも一般的には乾燥材を使うことが多いのですが、
近年では「グリーンウッドターニング」といって生木の加工を楽しむ方が増えてきています。
木工旋盤で生木を使う時には、加工した後に乾燥させる工程が入ってきますが、もちろん加工後に乾燥させると、時間が経つにつれ収縮、変形がおこります。
こうしてできた歪みや割れも自然の変化として木を扱う楽しさを味わえるのが生木の良さです。是非こうした材料の違いも一緒に楽しんでみてください。

木工旋盤利用安全講習で道具を知る

いかがでしたか?
木工旋盤をご自宅で挑戦するとなると、揃える道具も費用もなかなか大きいですよね。

ですが自分で使う器を自分で作る楽しさや、木の個性を考えながらどう形にしようかなと考える時間は、他ではなかなか味わえない体験だと思います。

まずは木工旋盤が自分の趣味になるのか試してみたいと思った方は是非WOODWORK CENTERの「木工旋盤利用安全講習」にお越しください。
道具の基本から、実習までプロと一緒に取り組むことができますよ。
ご参加お待ちしております!

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