2022.06.30 ワークショップ
私たちの生活に身近な森で伐ったみずみずしい生木を、斧やナイフなどの手道具を使って小物や家具をつくり、自然について理解を深める木工、それがグリーンウッドワークです。
普段は眺めているだけの樹木を、手に取り、色々な刃物で加工していきます。
「生の木って使えるの?」と驚く方もたくさんいますが、機械がなかった時代、人は柔らかくて削りやすい生木を手道具を使ってお椀や椅子を作ってきました。
割る、削る(はつる)、切る、削ぐ(そぐ)、刳る(くる)。
手道具での様々なアプローチは、木材の思いも寄らない表情や個性を発見することができます。
樹皮の硬さや木目の流れ。その個性は、樹種によってもちろん変わるし、個体差も大きい。
それに逆らわず生かす。
そして今、森を身近に感じられるから、木に親しめるから、作ることを楽しみたいから、地域の自然や環境に関わりたいから、いろんな理由でグリーンウッドワークが広がっています。
今回は、グリーンウッドワークの普及活動を行っているグリーンウッド・ラボから講師として久保田芳弘さんをお招きし、丸太からスプーンになるまでを体験していただきます。
頭も心も、そして手も一つも目的に向う楽しさを存分に感じられるのが手道具のものづくり。
その醍醐味も存分に味わえます。
機械加工にはない、普段の生活からは想像し得ない樹木との対話と触れ合いがグリーンウッドワークにはあります。
WOODWORK CENTER店長 靍田
講師:久保田 芳弘さん
久保田家具工房/グリーウッドワーク・ラボ所属
2002年より家具、雑貨の制作に取り組み、岐阜のアンティークショップCHELSEA OLDで「200本の木のスプーン展」以降毎年展示会を開催。
グリーンウッドワーク・ラボは、2006年からグリーンウッドワークの普及活動を行っている団体です。岐阜県立森林文化アカデミーの卒業生や、グリーンウッドワーク指導者養成講座の修了生が運営に関わっています。
グリーンウッドワークを多くの人に楽しんでいただけるよう、オリジナルの道具やテキストなどの研究開発・販売、講座やイベントなどの企画運営を行っています。
岐阜県立森林文化アカデミーは、森林や木材に関わる様々な分野で活躍する人材を育成することを目指して設立された専門学校。林業や木材加工の現場で働く技術者の育成、一般向け講座や専門技術者研修など、幅広い活動を行っている。
今回は2名の生徒さんがサポートスタッフとして参加します。
【開催日時】2022年7月24日(日) 9:00~16:00
【定員】18名
【参加料】非会員:¥11,600-(弁当付き) 会員:¥10,450-(弁当付き)※カード利用可
◇会員の方のお連れさま、紹介者さまは会員価格でご利用いただけます。
【キャンセル料】お申し込み完了後のご参加中止(キャンセル)については、一部キャンセル料を申し受けます。
【その他】
◇終了時間は作業進行状況でかわります。
◇スタート時間の10分前には来店くださるようお願い申し上げます。
◇遅れる場合は必ずご連絡いただけますようよろしくお願い申し上げます。
◇作業に適した動きやすく汚れても良い服装でお越しいただくか着替えをお持ちください。
◇安全のため半ズボン・サンダル等での作業はできません。
◇手指消毒、マスク着用など感染対策にご協力ください。(ご自身やご家族の体調不良の場合は参加をご遠慮ください。)
【お申し込みはこちら】
生木からスプーンをつくるグリーンウッドワーク