2022.05.27 ワークショップ
ウッドワークセンターのオリジナル商品の中でも大人気のキャンプスツール。
そのキャンプスツールを自分でつくるワークショップ。
どんな感じなのでしょう?ワクワクしますね〜
わたくし事務スタッフCがその様子をレポートします。(自分の作ったときの回想も入ります。)
久々のゴールデンウィーク期間でのワークショップ開催初日ともあって、
スタッフも少し緊張した中、始まりました。
キャンプスツールづくりワークショップ、作業は大きく3つ。
・スツールの脚をみがく/塗装する
・座面をみがく
・組み立てる
「ほうほう。最後の仕上げを自分でやるってことね。思っていたより、すぐ出来そうではないか!?
ササッと仕上げて、スツールもって出かけよー!」(参加者心の声代弁)
早速、作業の始まりです。
<スツールの脚をみがく/塗装する>
3本の脚を紙やすりでみがきます。
とくに難しい作業ではない。できます。わたしでもできます。
けれど、
わたしは苦手なの。飽ちゃうの。どこまでやればいいのかがわかりづらい…
#180のあと、#240でもみがきなさいって…
参加者のみなさん黙々とヤスってます。
あああ…かわいそうに。とわたくしは思ってしまいます。
でもね、わたくしのBOSSはこの作業好きだそうです。
BOSS曰く、
「みがかないときれいに塗装ができないよっっ(見栄えも悪くなるし、塗料の性能も発揮できない)」
とのこと。
「は、はいっ! BOSSっっ!!」
エアーで余計な木粉を飛ばして、オイル塗りをします。
今回使用は桐油です。
耐水性、耐久性があり、昔は番傘などに使用されていたようです。
そんなオイルがあるなんて、知らなかった…
知らないことってまだまだたくさんあるんだなと
ウッドワークセンターに入って何度思ったことか。
桐油をぬった脚を乾かしているあいだに座面みがきをします。
<座面をみがく>
ヌメ革、登場です。
なんでも去勢された雄のものだそうで、荒々しくないのでキズなどが少ないそうです。
コバ。床面をみがきます。
コバとは裁断面のこと。床面とは毛羽立った側のこと。
コバは木端と書きます。もともとは木材の裁断面のことを指す言葉らしいです。
革も深い。そして面白そう。はっっ!戻ります。
やり方はいくつかありますが、
今回は水でぬらし、木片でこすってみがくやり方です。
これをやらないと繊維がほつれて割れたり、黒ずみなどが起こします。
参加者のみなさん、みがきからの解放はもう少しです。
がんばれ~
<組み立てる>
完成が目の前まできました。
三又の金具で3本の脚を留めます。
ここでねじがゆるみを防ぐ接着剤をつけます。
接着剤も何種類もあるんですよね。
座面に焼き印をいれました。
肩掛けベルトをとおし、脚に革座面を取り付け。(真鍮ネジです。)
完成です!!
みなさま、お疲れさまで〜す!
<レポート後記>
BOSSから参加者へコアップ(ご当地コーラ)のプレゼント。
近くの公園で完成したばかりのスツールに座りながら、
コアップを飲んで「プハ~」とやりたかったのですが、
ワークショップ途中から雨が降ってきまして、天気には恵まれず…
工房内で楽しみました。
ほぼ、みがき作業でしたが、
それでも自分の手で完成に導いたものは愛着がちがいます。
家の中、外とどこでも持ち運んで座ることができるキャンプスツール。
ドンドン運んでドンドン座ってください!(自宅ベランダにて。↓)
そしてもうひとつの楽しみ。そう、ヌメ革の経年変化。
↓↓こちら当店所有の8年ものでございます。(右側)↓↓
革のステキな経年変化のように、
歳を重ねていきたいと思うわたくしでありました。