2022.03.14 YouTube
みなさんこんにちは。
前回から時間が空いてしまいましたが、モッコウジムのPart3、箱馬を実際に製作しているところを紹介して行きたいと思います。
▼前回の記事はこちら
https://soudankaguya.com/wwc/blog/6742/
※この記事は動画の説明を元に詳しくご紹介しております。
動画だけ見たい方は、記事の最後に動画をご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。
まず今回の製作に使用する素材は、15mm厚のラワン合板です。
合板(ごうはん)とは、同じ種類の材料を向きを替えながら何層にも重ねて作られた木材のこと。
「合わさった板」で合板というわけですね。わかりやすい。
ラワンというのは、すごくポピュラーな材料です。
軽くて柔らかく、非常に加工性の良い木材なんですね。
一般的にホームセンターなどで売ってる合板材では、このラワンでできた合板であることが多いです。
ただ15mm厚ってなると、ホームセンターで売ってる場合と売ってない場合があるので注意が必要です。
(WOODWORK CENTERではこのようなご希望に合わせた細かい製材も可能です)
上記の量の材料で1個の箱馬が出来上がります。
このようなイメージで製作したいと思います!
さてみなさん面取りという言葉はご存知でしょうか。
上記のように制作に適したサイズにカットした木材には、
組む前にまず“面取り”と呼ばれる工程が必要です。
面取りとは、カンナややすり等で木材の角を削って丸くする処理のことを言います。
なぜ面取りが必要なのか?
それは、人が触った時に怪我を防止するためです。
全部組んだ後に、最後に面取りするという方もいるみたいですが、
面取りのしやすさにおいても、作業中の怪我を防止するという意味でも、
製剤の時点で面取りをしておくのをお勧めいたします。
人が触れる可能性のあるところは基本的に面を取っておくのが木工DIYの大前提となりますので、覚えておいてくださいね。
木工で使用するヤスリは、空研ぎのもので、180番か150番くらいのものが一番ポピュラーで使い勝手が良いとされています。
もう少し揃えたいとしたら、上は240番、下は120番くらいがあれば十分です。(やすりは番号が若くなるほど荒くなります)
ホームセンターで300円とかで買えます。(水研ぎのものじゃなくて空研ぎのものを買ってね)
このヤスリを、プロは板につけて使います。
そうすることによって作業性が抜群に上がりますので、みなさんも真似してみてください。
1. まずは出っ張った部分をヤスリでザアっと一回撫でてみる
2. 木材に対して45度くらいの角度で斜めにヤスリを当てる
3. その後、それぞれの角(かど)をメインに、全体的に撫でるようにヤスリを当てる
上記の3つを意識してヤスリをかけてみてください!
触ってみて、これなら怪我しないなというレベルになれば大丈夫!
子供用のおもちゃとかならすごく時間をかけてヤスらなければなりませんが、今作っている箱馬は靴のまま乗っかって使う足場なので、割とラフな仕上げでOKです。
ヤスリではどうしても面取りする際に時間がかかってしまいますよね…
そんな時、役に立つのがカンナです!
今回使うのは“小ガンナ”っていう小さいカンナで、そんなに高級なものじゃないので(3,000円しないくらいでホームセンターで売っとります)1本備えておくと便利です。
カッ
カッ
カッと
1つの面に対してスッと一回撫でてあげれば、それでもう面が取れるので、ヤスリと比べて圧倒的に早いスピードでこの行程を完了することができます。
動画でご覧いただくとそのスムーズさがよくわかると思うので、ぜひチェックしてみてください!
カンナの持ち方・当て方なども動画内で紹介しております!
「バカ棒」と呼ばれるものを使用して、さらに箱馬製作を進めていきます!