横須賀市内では特長的な「谷戸」の地形。谷戸が多いことから、狭い道を登った山合いをはじめとして沢山の空き家が存在しています。
そこで、学生が発案し学生によるDIYをベースに、学生たちが暮らすシェアハウスとして空き家を再生活用する「空き家プロジェクト」が立ち上がりました。
学生たちの志、そしてその作業に協力している北村建築工房の北村さんの「ものづくりの魅力と楽しさを若い人たちに伝えたい」という想いに共感した、私たちウッドワークセンターもオプショナルワークショップというかたちで、このプロジェクトに参加させていただきました。
北村建築工房さんから提供していただいたフローリング材を材料として天板も脚も造り上げるという、オリジナルテーブルをつくるワークショップ。3色のフローリング材を使用して、3色のテーブルをつくります。
お揃いのツナギを着た空き家プロジェクトメンバー総勢11名と北村さん、WWCのスタッフが集まり
いよいよスタート。
900㎜角のテーブルを3つつくるため、まずは3班に分かれて下地板にフローリングを貼っていきます。
糊付けしながら、プロ仕様のエア釘打ち機で留めていきます。
打ち方を失敗しては苦労して抜くなどを繰り返しながらコツをつかんでいきます。
テーブルの天板を貼り終わると、カンナ掛けです。
お手本を見ながら全員で削っていきます。皆さん黙々と夢中でカンナをかけています。
お昼は全員で賑やかにランチを頂きました。
塗装はワトコオイルを使ってオイルサンディング。手がかかる分だけ仕上がり感が違います。それぞれのテーブルが塗ったことでより個性的な良い色合いに変化してきます。
そしていよいよ、難関の脚の作業へ。座卓にもテーブルにもなるように脱着可能な仕組みのため、難しい作業となりました。
脚の取り付けを終え、気付くと既に夜の9時。朝から12時間もの間 作業を続けていましたが、学生メンバーの頑張りにより3台とも無事に完成しました。
早速座卓にして並べてみます。濃密な作業でここまで造り上げたみんなの感動もひとしおです。
空き家プロジェクトの学生メンバーのみなさん、北村建築工房の北村さん、長時間に渡る作業、本当にお疲れさまでした。
つくることを純粋に楽しんでいる学生のみなさんや北村さんと一緒に過ごす中で、わたしたちも改めて、ものづくりの楽しさを実感することができました。
楽しく充実した時間をありがとうございました。
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