木工教室「参加レポート」その6 | 木工教室木工教室なら WOODWORK CENTER by 相談家具屋

2016.04.28 スタッフブログ木工教室

木工教室「参加レポート」その6

大変ご無沙汰してしまいました…
『木工教室、参加しています』ブログ、ブログ書きの広報田中です。

WWCの在る逗子市と近隣の街ではサクラの季節が終わるとすぐ、主役はツツジに代わり、ちょうど今、見頃を迎えています。
4月は新入学、新入社、新生活…と何かと新しいスタートをなさる方が多い頃でしたが、例にもれず私の4月も、『新しいスタート』のころとなりました。

いよいよ木工教室 基礎コースの第2課題『枡(マス)』に入ったのです!
前回ご報告していた、苦労と苦悩を重ねた四方胴付も完成となり、

何とか無事に、第1課題を終了、卒業!と相成りました。ありがとうございます!

さて、WWCの木工教室では、『枡(マス)』の製作過程で鉋(かんな)を使用することから、木工の基本課題を終了すると、その後に『鉋講習』を受講するのが慣しです。

木工の道具の中でも『鉋』は、割とみなさんもよく目にするものの一つではないでしょうか。鉋講習は、まず鉋という道具を知ることから。その仕組みと扱い方、刃の調整の方法や削り方などを学びます。

刃の調整方法…と一言に言っても、これが本当に難しい!目指すべき刃の出方はなんと、髪の毛1本分?!
上手く削れた時には本当に気持ちのいいものなのですが、そんな手応えは稀。

今後も、手鏡や箸など、ワークショップの中でも鉋をたくさん用いるものに参加してみたり、引き続き機会を見つけて、触れて行きたいなと新たな目標ができました。

講習の課程で変わりつつある削れ具合…。
刃の調整が正しいと、均等にきれいな削りができるんですが…。

さて、いよいよこれからは、『枡』の課題をご紹介して参ります。
“箱組の基本を学ぶ”ということで、この課題には、2種類の組み手<三枚組継ぎ><上端留五枚組継ぎ>の加工が盛り込まれています。枡には、「ホオ」というモクレン科落葉広葉樹を使用します。一般的には、まな板や下駄の歯、包丁の柄などに用いられる木材とのことで、彫刻などにも向いているそうです。

木工教室に参加させていただくようになって早くも4ヶ月ですが、まだまだ、何をどこから手をつけていいのやら…と、当然ですが、新しい課題の前には緊張するものです。

今回も、まず初めに田中先生から、材料の特徴や課題に盛り込まれた加工や手順などの説明を受けながら、緊張をほぐしていただき、いよいよ、加工に入ります!

前回の課題でも難儀しました『墨付け』
今回こそは失敗したくない…!(力み過ぎ)
すべては、墨付けが握っている!ということを前回の課程で、痛いほど感じていた私としては、今回の複雑な墨付けには、とても慎重になりました…。

今日も今日とて墨付けに全力で取り組み、多少はコツをつかめたのか、早々大きなミスもせず、全てを引き終えることができました!なんと小さな1歩を自慢げに書いているのでしょうか…。このところ、反省文の様なブログになっており重ねて『反省』申し上げます。この小さな一歩の積み重ねで、 取り組む前からびびっておりました墨付けもクリア。木工熱、再燃です!(かなり単純です)

さて次回は、鋸での加工に入ります。墨付けをそこそこ上手く出来たからって、うかうかしてはいられない、久しぶりの鋸挽きです!あの感覚を取り戻すのに、またも苦労と苦悩を重ねそうです。加工の課程で、2種類の組み手の仕組みについても、みなさんにもご紹介できたらと思っております!
この緊張感、私の普段の暮らしの中では、なかなか味わえない特別な感覚です。引き続き、ひとつのモノを自分の手で作って行く貴重な時間を、苦しみつつ、たっぷり楽しんでいきたいと思います!

ではまた、黒田店長と広報田中の木工教室体験報告、お伝えできる時までしばし。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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