2022.06.16 YouTube
突然ですが、クランプってみなさんご存知でしょうか?
あまり聞き馴染みのない方もいるかと思いますが、いわゆる締め具、万力の一種です。
大辞泉によると、
>数枚の材を接着するときなどに使う締めつけ具。蝦蛄万力(しゃこまんりき)など。
とのこと。
英語では「Clamp」と書きます。Crampだと筋肉の痙攣という意味になってしまうのでご注意。
ものとものを固定する、本来の意味で言うと、作業台と道具や材料を固定するものになります。
特に木工の時に使うポピュラーなクランプをdrawers綱島工場からかき集めて並べてみました。
ここにあるだけでもかなりの数ですが、他にもまだまだ種類はあります。
左端のゴツいものはアメリカ製のポニークランプと呼ばれる代物。
75年生まれの弊社代表が家具職人の業界に入った頃はこのポニークランプが主流だったとのことです。
どこでも手に入るようなガス管を別で用意して、それに接続して使う、パーツ部分のみの商品なんですが、非常に締め上げる強さが非常に強いのが特徴です。
用意するパイプの長さでどんな長さのクランプにもなるので、リーズナブルながら非常に使い勝手の良い種類。
その隣にあるのがBESSEYという会社のクランプ。
かなり高価なもので、非常に強く、軸に対して直角が出ているので精度の高い加工ができる逸品。
その横にあるのは「ハタガネ」。日本では昔から使われていた小さなクランプ。
細かい細工なんかを作るときに使います。
その横にあるのが木工では最もポピュラーな「Fクランプ」という種類になります。
Fの字に似ているからFクランプ。長いもの短いもの、色々種類があります。
次がCクランプ。こちらもCの形をしているのでその名がついています。安直。
シャコ万なんていう言い方もします。
こちらがウッドクランプ。文字通り木でできています。
木製なので木材を傷つけにくいので使いやすいのが特徴。
最後にクリップクランプ。
仮に何かを固定するときに使います。持っておくと便利。
さあ色々とクランプの種類を紹介してきましたが、
DIY中級者くらいになってくると色々作りたいものも増えてくると思うので、そういった方にぜひおすすめしたい!まずは買ってみて!というのが、前述のFクランプです。
このFクランプがあることによってDIYの幅がグッと広がっていきます。
我々プロの現場でもクランプっていうのは非常に重要な道具であり、
職人さんなんかそれぞれ自分で何十本というクランプを自前で持つようになります。
一見ただものを固定するだけのものなんですけど、みなさんがDIYをやるにあたって1ランク上の仕上げ、より完成度の高いものを作りたいと思ったのならば、クランプを購入することをお勧めします。
クランプでものを作業台にしっかりと固定することによって、加工の精度は全然変わってきます。
あるいは材料と材料をビスで固定するにあたっても、このクランプを使うだけで最終的な仕上がりがグッと変わってきます。
つまり、ものを固定するということが、ものを作ることにおいて、非常に重要なことなのです。
なので、DIY中級〜上級者の、より完成度の高いもの作りをしていきたい方にはぜひクランプを検討してみてください。
そんな中で木工のDIYに特化して便利なのが、前述のFクランプです。最もポピュラーで一番最初に買うことをお勧めします。
いろんなメーカーさんがFクランプを出しているんですけども、今どこのホームセンターでも手軽に購入することができます。
サイズが色々ありますが、基本的には柄の長さの違いですね。(長いか短いか)
まずは標準的なものを買うのがいいと思います。
基本的に、クランプを買うときには、基本的には2個以上の偶数個で買ってください。
これは使っていくとわかるんですが、例えば表側から裏側から固定をしたいなんてシーンがいっぱいあるので、そういう時のために原則偶数ずつ増やして揃えていくのが良いです。
クランプっていうのは慣れるまでは少し面倒くさいかと思いますが、慣れると非常に使いやすいです。
ポイントとしては、ここにゴムやプラスチックのパッドがついていますので、
DIYのレベルであれば直接ものを締め付けても、木材にそんなに傷はつかないようになっています。使い勝手がいいですね。
こう2枚の板を重ねたい時とか・・・
こういうふうに素材同士をくっつけたい時とか・・・
こんな固定もできるのでその後のビス打ちや、接着剤での接合が非常にやりやすくなります。
使い方は無限大。慣れてくると応用次第でさまざまな使い方ができるので、楽しいですよ。
いうほど差が出るか?というかた。出ます。
この続きは次回の記事でご紹介いたしましょう。。。
▼こちらの動画で今回の内容をわかりやすく説明しております。
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