2021.05.31 YouTube
WOODWORK CENTER主催の株式会社drawersの新入社員
webマーケティング課のS森くんが、社長直々の指導により、
徐々に木工DIYをできるようになっていく様を追いかけるといった企画の続編#3です。
現地調査を終えて、会社に戻ってきた二人。
社長(以下”社”)「どうでしたか?実際に現場に行って計測を終えてみて・・・」
こんなに悲しそうな社長の顔は見たことがありません。
メジャーです。
社長が完成イメージのラフスケッチを作ってきてくれました
すごいですね。社長は芸大を出ているのでこのようなイラストは朝飯前だそうです。
必須ではありませんが、皆様も作りたいものをなんとなくイメージに起こしておいたほうが、
作業の手順も想定しやすくなり、この段階で不可能なことが見えてきたりするのでぜひチャレンジしてみてくださいね。
今回我々が作るシューズラックは、
・玄関の空きスペースに収める
・コンセントのある位置に干渉しないように
・二本の柱の間に3段の棚板を入れる
・ステンレスのパイプを最下段に取り付けて、子供達のブレイブボードを引っ掛けられるように
この辺りを軸に作っていきたいと思います。
一番重要な寸法は”天井から床までの高さ”となってきます。
今回は2193mmです。
じゃあ、2193mmピッタリに木材を切らなければいけないのか?というと、
そうではないんですね。
そうではないです。
今回はホームセンターで揃えられる材料で作るDIYということで、
ラブリコというメーカーの2×4アジャスターという道具を使用していきます。
2×4っていうのはなんでしょうか?
聞きなれない方も多いかと思います。
”ツーバイフォー”と読みます。8じゃありません。
これは、ズバリ
”厚さ2×幅4インチの角材”という意味です。
木材の大きさを表しているんですね。
1インチは約2.54cmなので、
2インチ=2×2.54cm=5.08cm
4インチ=4×2,54cm=10.16cm
となります。
一般的に2×4材と言ったら、38mm×89mmの規格のものが売られています。
他にも1×6(ワンバイシックス)や2×8(ツーバイエイト)材なんかも売っています。
この2×4材がぴったり入るように設計されているのがこちらのアジャスター。
ホームセンターでもamazonなどでも簡単に手に入ります。
天井から床にかけて突っ張る形で木材を取り付けたいときに有用な道具です。
天井から床の寸法マイナス95mmで木材をカットするとちょうど良く使えます。
前回から数字ばっかりで疲れてきてますね。
返事も適当になってきています。
社「今回DIYするにあたって、どういう材料が何cmずつ必要なのか、というのを私の方で用意しておきました」
すごいですね。わかりやすいです。
これもあったら用意してもいいですが、めんどくさければなくていいです。
少なくとも頭にはイメージしておいてください。
靴を置く棚板は大人の靴がはみ出さないサイズというころで今回は280mmのサイズに設定しました。
これに使用する板は、ホームセンターに行ったら必ず置いてあるSPF材を使用します。
SPFとは、スプルース(トウヒ)、パイン(松)、ファー(モミ)の略で、
柔らかくて成長の早い木が海外から大量に輸入されてきて
非常にお安くホームセンターで手軽に手に入る木材です。
主に住宅の構造材なんかにも使われるんですが、
木工DIYをやる上では欠かせない材料になってきます。
違いますね
そのSPF材の2×4と1×6を今回は使用していきます。
棚板は1×6。幅が広くて薄いものを2枚並べて作ります。
二枚の板は細い棒3本を裏にネジで留めて繋ぎます。
靴を置く棚板は斜めに取り付けますが、そのままだと靴が落っこちてきちゃうので、
手前にこぼれ留め用の材を取り付けます。
つまり、棚板1段につき6個のパーツが必要になるということですね。
必要な材のイメージがまとまったら、ノコギリを使ってカットしていく工程に入ります。
私のイメージではこのカットの部分がDIYの一番盛り上がるところって思うんですが、ここに到るまでに入念なサイズ確認が必要だったんですね・・・
(寸法間違ってカットしたら後々使えなかったりするので当たり前ですね)
S森くんも嬉しそう
これが今回使用するSPF材です。4種類購入してきました。
向かって右側にあるのが1×6材。左側に抱えてるのが2×4材(長と短)。それと1×1材。
社長のキラーパスをなんとかやり過ごしていくS森氏。
大きい車を持っている方は大丈夫だと思いますが、なかなか2m超の材料なんて運べる人は少ないと思います。
ご安心ください。ほとんどのホームセンターで軽トラックの無料貸出しサービスっていうのをやってますので、ご利用ください。
インターネットでも買えます。
切る前の下準備。大切です。料理とおんなじ。乞うご期待。
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