第4回ウッドワークセンター作品展レポート | シェア工房/作品集ワークショップイベントなら WOODWORK CENTER by 相談家具屋

2019.12.24 シェア工房/作品集ワークショップイベント

第4回ウッドワークセンター作品展レポート

今年の作品展

こんにちは。
久村です。
バタバタしており久々のブログ更新になってしまいました。

忘れていた?                  訳ではないのでご安心ください。
サボっていた?          (半分その通り??) 訳ではないので御了承下さい。

さて、気を取り直して、今年の10/26.27に第4回作品展が開催されました。
気がつけば4回目。

毎年出展している作品を見て思うことは、年々生徒さんの木工レベルが上がって来ているな〜っという事。
普段取り組んでいる課題と違って、自分の好きなモノを作るのですから、そりゃーテンション上がるって訳ですよ。

作りたいものは人それぞれ違うので、製作前に打ち合わせは必ず行います。

「これなんだけど、自分で出来るかな?」
「作りたいものはあるけど間に合うかな?」
「材料とかってどうすれば?」

などなど。
悩み、相談は様々。

講師陣も皆さんのサポートを精一杯させてもらっておいます。

今年の開催にあたり、WWCスタッフには実は隠れテーマがありました。
それは何か?と言うと

「変化」です。

過去3回開催してきていたものの、毎回なんじゃかんじゃ余裕がなかった訳で。
今年は皆さんの作品をもっとよく見せたい、もっとたくさんの方に知ってもらいたいと言う気持ちで取り組みました。
会場作りやディスプレイの仕方を工夫をして、「今までと違う」感じを前面に出しました。

結果は大好評。

皆さんに満足して頂き感無量でございます。

さて、作品展では来場者にどの作品が良いかアンケートで答えてもらっています。
その中から一番「良いね!」を獲得した生徒さんの作品が大賞となります。

今年はそれに加え、木工旋盤を使った作品(ウッドターニング)の中からも選べるように枠を増やしました。(優秀作品)

と言うことで、今年の大賞の発表です。

2019作品展大賞作品は

Dさんの「レターデスク」です。

材料:アルダー W700×D235×H250
塗装:オイル

外箱の中に内箱、さらに引き出し付きの美しいレターデスク。
扉にはお洒落な鍵付きです。
扉の蝶番もサイドではなく下につけるタイプにして、下の引き出しを目一杯引き出せるようになっています。
ステーをつける為、内箱のW寸法も完璧です。

扉の鏡板(框のなかにはまる薄い板)も四方に1mm逃げをとっています(板が動いても対処できるように)。

木工の基礎をふんだんに盛り込んだこの作品が来場者の目に留まり、
見事に大賞となりました。

Dさん。おめでとうございます!!!

続きまして、木工旋盤を使った作品の中から選ばれた、優秀賞の発表です。

受賞したのはこの作品

Dさんの「パン皿と鉢」です。

材料:セン、ケヤキ  24φ、12φ
塗装:漆

なんと言っても漆が渋すぎるいい味出してます。漆は何回も上塗りが必要なので大変だったと思います。
日本の木に日本の塗装。
まさにメイドインジャパン!

使い勝手も非常に良さそうですね。

Dさんおめでとうございます!!

驚くべきことに大賞のDさんと、優秀のDさんは夫婦での受賞となります。
なんと素敵なことでしょうか!めでたい!タイ!鯛!

最後に講師陣が選ぶ講師特別賞の発表です。

今年の講師特別賞は

Nさんの「曲木椅子」です。
材料:チェリー  W450×D450×H750
塗装:オイル

ポイントは、なんと言っても笠木の曲げ木です。

水分を含ませて、アイロンで熱して治具にセットして一気に曲げます。
治具がしっかりしていないと狙った形にならなかったり、木の繊維が途切れていると割れてしまったり。

1回目は失敗してしまいましたが、2回目で見事に美しい曲線が出来上がりました。

それに加え座板の貼りもご自身で行いました。

クオリティーの高い美しい椅子が見事受賞となりました。

Nさんおめでとうございます!

以上受賞者発表でした。

皆さん来年も楽しんで作品作りに励みましょう!
我々も精一杯サポートさせていただきます。

ちなみに今回の展示数は52点、来場者数は135人

出展された方、来場頂いた方へ、この場を借りて感謝申し上げます。
今後ともウッドワークセンターをよろしくお願い致します!

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