鍛冶屋体験「レポート」その2 | 木工教室イベント木工教室なら WOODWORK CENTER by 相談家具屋

2019.08.11 スタッフブログイベント木工教室

鍛冶屋体験「レポート」その2

本当に刃物の街、三木にて鉋鍛治体験ができたよ!

千代鶴貞秀工房さんにての鉋鍛治体験、2日目です。
この日も朝から三代目千代鶴貞秀 (本名 森田直樹) さんにご指導いただき
作業を進めます。
しかし、暑い!

でっかグラインダーとサンダーで形を整えてから
整形(側の鑢掛け・甲センすき)を行っていきます。

このセンがけが〜
センがけが〜

一番キツかったー・・・

足の指で固定しつつ削っていくのですが
この体勢、股間がやばいのです。しばらく作業して立ち上がると子鹿状態です。
プルプル。
(ちなみにかなりの筋肉痛になりました)

もう股間がもたず、ギブアップ。

刻印を入れてもらったら、いよいよ泥塗り・焼き入れ・歪取りの工程に入ります。

皮膜をつけないところに泥を塗り、焼き入れです。

光が入らないよう、暗幕を張り焼き入れの工程に入ります。
相当怪しさ満点のムードの中、緊張の焼き入れ。
赤めた(熱した)刃を桶の水で急冷し、硬度を上げます。

熱気ムンムン、怪しさ満々の中汗だくで無事に儀式・・・
じゃなくて焼き入れ終了。
 
真っ暗なので写真撮れず^^

ここに座って焼き入れをします。
壁の鹿の角と、クマのクッションが成功の秘訣(ウソです)

工程の中で熱を入れると、その度にまめに歪みをとります。
この作業は難しいので全て森田さんにやっていただきました。

叩いて歪みを取っていきます。

焼き戻し・歪取りを行います。
焼き戻しは、熱した油につけて少し焼きを戻し粘りを出す工程です。

ようやっと、出来上がりました。

さて、お待ちかね銘切りと箱書きです。

タガネを使って銘を刻んでいきます。
悩んだ末、、親からいただいた名前にしました。

三恵フォントにて完成!

二日間に渡る鉋鍛治体験、
想像よりかなり楽しかったです!
三代目の技見放題、作業盛りだくさん、暑い!おかげでビールが・・・と
大満足の二日間になりました。

二日間に渡りご指導いただいた三代目森田さん、
本当にありがとうございました!

ワタシ汗かきすぎて風呂上がりみたいになってますが^^

後日、台に仕込まれた三恵鉋が逗子に到着。
仕込まねばならぬの。

今回は寸六。寸八も作りたい。

1日目の様子はこちら!

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