スタッフブログ第二弾。
店長の長岡です。
削ろう会に参戦しだしてから、自分の中の鉋熱量が増加中のワタシ。
その鉋熱を持って、先日鉋鍛治体験に行ってまいりました。
貴重な体験をさせてくれるのが、兵庫県三木市にあります千代鶴貞秀工房さんです。
夏も盛りの七月末、車飛ばして三木まで行ってまいりました〜。
ご指導してくださったのは三代目千代鶴貞秀 (本名 森田直樹)さん。
今年の春に三代目を襲名なさったばかりです。
二日間に渡り、つきっきりで指導いただきました。
なんとなくそんな気がしていましたけど。
なんでこんな暑い時に鍛冶屋体験・・・と朝車に乗った瞬間から激しく後悔しつつ、工房に到着。
まずは小野市の工房で鍛接・鍛造の工程を体験します。
コークスに火を入れ、地金と鋼を鍛接します。
いつかは使ってみたかったスプリングハンマーの体験ができ、かなり興奮。
この機械、今も生産してるのかな・・・。
地金は「釜地」と呼ばれる明治35年以前に製造されていた、船のボイラーやアンカーチェーン、錨、鉄橋の解体したものを使用します。
釜地の材料のアンカーチェーン
無事に鋼が着いたら、三木氏の工房に移動。
なんというか、護摩焚きのお堂を連想させる工房内。
早速、でっかグラインダー形を整えていきます。
厚みの調整など難しいところは全て森田さんにやっていただき・・・^^
火造り・焼鈍を行います。
熱を入れた刃をゆっくり灰の中で冷ます事により硬度を下げ、形成しやすくします。
こちらも憧れの鞴体験。
足で鞴の操作をします。見た目よりもかなりキツい!
そして暑い・・・てか暑い。
図らずもダイエット。
荒ならし・裏研ぎ・鎚目入れを行います。
基本、難しいところはやっていただきつつ、形を整えていきます。
実は砲身だという金床。土間に埋め込んであります。
普段、立ち作業の身としては、かなーり辛い座り作業。
だんだんと股間が悲鳴を・・・(;_;)
重すぎて全く思い通りに振れない鍛冶屋ハンマー。
二の腕も悲鳴。
Rock’n’Roll Animal