ついこの間までまだ温かった風に、
ようやく少し秋のピンとした冷たい風が感じられる、今日この頃です。
10月末に開催され、大盛況のうちに終了した第3回作品展。
ご来場いただきました多くの方々に改めまして、御礼申し上げます。
今年も多くの投票にご協力いただき、各賞の受賞者が決定いたしました!
製作者は、木工教室は始めてまだ半年…!という
谷藤仁美さんです。
木工は技術も経験の長さもちろん大事ですが、
これを作りたい!という熱意が何よりも強く仕上がりに現れる。
そんな情熱の塊のような作品でした。
来場された誰もが足を止め、
じっくりと眺められていた様子が印象的でした。
ご本人は
もっと簡単に考えていた!
大変だったけど、楽しかったー!
という、とてもチャーミングな方。
この作品の最大のポイントでもある瀟洒な猫脚の曲線は、
とても苦労されたとあって、とても素敵な仕上がりです!
お見事な大賞でした。
製作者は、長井雅史さんです。
すでに、木工教室では自由製作の課題に取り組んでおられる
教室のベテラン組です。
見事な座編みでした。
伺ったところ、
座編みの先生はなんと、『youtube先生』とのこと。
「案外上手くいった。」
と、ご本人はいとも簡単におっしゃいますが…
それなりに技術や加減が求められるものですよね。
長井さんの教室や普段のDIYで培われたものづくりスキルが
たくさん盛り込まれた、素敵な作品でした!
そして、同時に展示してくださったのは
現在も製作進行中の『椅子のための椅子』です。
椅子を製作するにあたって治具として製作されている椅子です。
現在は、肘掛け製作中…とのことで、
ますます進化し続ける『椅子のための椅子』です。
この治具をもとに、ご家族が嬉しい椅子が
これからたくさん、座り心地・使い心地よく生み出されていくはずです。
と、期待を盛り込んでに見つめてしまうのでした。
製作者は、酒井秀樹さんです。
長井さんと同じく
木工教室では自由製作の課題に取り組んでおられる
ベテラン組。
今回は、出品していた方も多かった『Speaker』を製作されました。
が、他とは違うのは同じテーマで3部作されているところ。
コンパクトでとてもスッキリした雰囲気の差し込み式『iPhone speaker』
もう一つはインテリアの一部のような洗練された印象の、
『Bluetooth speaker』
そして、機能性のこだわり『全方向speaker』
です。
スピーカーの機械部分、仕組みについては
ネットで専門的な情報収集をかなりされていたそうです。
それを構成する木部の作りや加工方法は
ご自分でかなり工夫をされ、培った木工スキルを存分に
活かされています。
作り方がわかってもそれを体現するっていうのは
とても難しいこと。
音がどのように出るか、試行錯誤の連続…という製作だったそう。
樹種による音の違いなども楽しめる、
木ならではの楽しみの深い、素敵な作品でした。
受賞者の皆さま、
作品展への出品をしてくださった皆さま、
本当にありがとうございました。
3年目を迎える作品展。
教室やDIY時間を活用しての製作だけではもちろん足りず、
日々、ご自宅などで作業に頑張っていらした、とお話しを
お聞きするたび、皆さんの情熱に脱帽です。
作品展を続けてこられたのは
何よりも皆さまの木工熱のおかげです。
これからも、より多くの方々に
『木工』からつながるものづくりの楽しさと奥深さを
満喫していただける場所として存在し続けられるよう、
心を一つに努めて参ります。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
ウッドワークセンターではこのほかにもワークショップを行っております。また、最新のワークショップ情報は「ウッドワークセンターオフィシャルSNS」で配信中! 是非アカウントのフォローをよろしくお願いいたします。
・ツイッター:@woodwork_center
・インスタグラム:woodwork_center_zushi
・フェイスブック:woodwork_center_zushi