こんにちは。広報中野です。
ウッドワークセンターのある逗子市、そしてお隣の鎌倉あたりは
紫陽花がとてもキレイに咲いている今日この頃です。
そんなとある晴れの日、横浜市にある高等特別支援学校に
「木工・出張授業」を行う、職人・靍田に同行して参りました!
当日の生徒さんは【木工課】で勉強している13名の2年生と3年生。
普段はオーダー設計・木工教室・DIYサポート等、なんでもこなす靍田さんが
今日は先生として高校生達と学びの時間を過ごします。
なんだか私もワクワクしてきました!
今回の出張授業は、普段木工課の授業で行っている製作のやり方や作業の工夫、
改善など具体的な指導が目的とのこと。
生徒さんの普段行っている様子を見ながら、より上手く製作できるようにアドバイス。
いつも家具を作っている”職人さん”からの具体的な製作のコツは、
生徒さんに、とっても刺激になった様子でした!
次に手工具講習、今回は「カンナ」です。
まずは材料である木材の特徴、仕組みのお話から。
「ためになる話」もクイズ形式で、
生徒さんも学ぶことを楽しんでくれている様子でした。
メモを取りながら「忘れないうちに!」とばかりに、すぐに手を動かしていました。
いよいよカンナの実演習です!
普段学校で使用しているカンナを、前もってお預かりし
ウッドワークセンターで調整して講習を行いました。
初めて扱うカンナにとても興味津々の生徒さんと学校の先生方。
実演の時には、薄くてきれいなカンナ屑と
カンナをかけた木材の手触りに、感動の声が上がりました。
その気持ち・・・とても分かる!!!
みんなで順番に「カンナ」をかけてみます。とはいえこれが難しいんです!
「持ち方」「引き方」「力のかけ方」が上手くいった時、
きれいなカンナがけができるものです。
代わるがわる頑張る生徒さんの姿に、靍田先生の指導にも熱が入ります!
徐々に上手くなっていく生徒さん。
飲み込みが早くてうらやましい限りでした・・・。
自分の順番が終わった後は、それぞれ元の作業には戻らずに、
今教わった事を復習するように、
みんなおもむろにカンナを手に取り調整を始めました!
「刃が出過ぎた!」 「全然削れなーい!」
「調整難しいなぁ・・・。」 「靍田せんせーい!!」
様々な声が飛び交う教室内。とてもにぎやか!!
端材で引いては、靍田先生に出来映えを確認してもらい、
刃の出具合も熱心に見てもらっていました!
よく声を掛け合い、チームワークもバッチリで
一所懸命に作業を進めている姿は、まさに職人のよう。
今回学んだ「カンナ」はもちろん、手工具の面白さに興味を持ってもらい、
「木工職人」としてきっかけとなれば良いな。
なんて、しみじみ思いました。
木工課の皆さん、これからも一緒に木工を頑張りましょう!
また会える日を楽しみにしています!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回も、また皆さんに木工のステキさについて、
熱くお届けしたいと思います!!!