2025.08.12 ワークショップ・イベントスタッフBlog
白漆で描く、輪島漆器の再生ワークショップ
2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」。
今もなお避難所での生活を余儀なくされている方が多く、被害の爪痕は深く残っています。
WOODWORK CENTERでは、ものづくりを通じて少しでも支援の輪を広げ、震災への理解を深めることができればと考え、今回ワークショップを開催します。
講師はWOODWORK CENTER会員の木工作家・デザイナーのシオタニミカさん。
能登に住まわれていた方たちが代々使ってきた震災によって手放してしまった輪島漆器に、白漆で絵付けを施し、新たな命を吹き込む再生のワークショップです。
絵付けした器は、ふたたび日常でお使いいただけます。
古くは明治時代のものあります。
おもいおもいに絵付けを楽しみながら手をかけ、よみがえらせることで、私たちの暮らしとモノとの関係、なにげない普段の生活と復興への思いを見つめ直す機会にもなればとても嬉しいです。
ワークショップに参加することで能登の復興支援につながります。
いただいた売上の一部は、「能登バックサポートプロジェクト」を通して能登支援に役立てていただきます。
開催日:2025年8月23日(土)10:00~12:00 / 14:00~16:00
定員:各回 16名
講師:シオタニミカ(木工作家・デザイナー / WWC会員)
内容:能登の震災で手放された輪島漆器におもいおもいに白漆で絵付けします。
参加費:¥6,600-
※参加費用の一部を能登の復興支援活動に寄付します。
※時間内であれば器を追加することができます。一個¥1,500-
※漆を使用しますので、手袋や腕カバーなど用意しますが体質や体調などもご注意ください。
※当日は漆芸道具(生漆・顔料・筆など)や書籍の販売も行います。
完成品のお届け:9月6日(土)以降にWOODWORK CENTERでお渡し、または着払いの宅急便にてお届けします。
講師紹介:シオタニミカ (木工作家・デザイナー)
神奈川を拠点に、伐採された木を未乾燥の生木の状態で加工する技法を主に、うつわや生活道具、オブジェなどを制作しています。日常的な道具でありながら、人や環境、出来事をつなぐ「言語」のような存在となり、世界の見え方が少し変わったり、心ときめく瞬間を楽しんでいただける活動を目指しています。 今回のワークショップは、震災被害で傷つき、保存や修繕も難しく廃棄を待つばかりの輪島塗たちを、新たに生まれ変わらせる試み「けづり継ぐ輪島漆器」の一環として開催します。