木工旋盤にかかる「お金」徹底比較! 買うより通うが断然おすすめな理由をご紹介します。
WOODWORK CENTER では、木工旋盤教室、シェア工房の利用や木工旋盤利用安全講習を通じて、木工旋盤を使った作品づくりを体験できます。木工旋盤に興味があり「いっそ機械を買って、自宅で独学で始めたほうが、時間も自由だし、何より”コスパ”がよいのでは?」と考える方もいらっしゃるかと思います。
自宅で気ままに作品づくりができるのは大きな魅力ですが、実際には機械のメンテナンス、騒音・設置スペースの問題など、クリアすべき課題が多いのも事実。そして、なかでも気になるのが「コスパ(お金)」の問題ではないでしょうか?
木工旋盤教室やシェア工房に通う費用と、機材を一式そろえて自宅で始める費用──どちらがお得なのか、この記事でわかりやすくご紹介します。もちろん、WOODWORK CENTER に通っていただけたら嬉しいですが、ご自宅での制作を目指す方も全力で応援しています。
たとえば、WOODWORK CENTER で木工旋盤利用安全講習を受けたうえで、ご自宅で本格的に作品づくりに取り組むというスタイルも大歓迎です。木工旋盤って実際にどんなものが作れるの? どのくらいお金がかかるの? そんな疑問にお答えしていきます。
木工旋盤とは、木材を回転させながら刃物で削ることで、器やペンなどの丸みを帯びた形をつくる機械です。
たとえば、日用品やインテリア雑貨としては、花瓶やキャンドルホルダー、小物入れ、木の器やボウルなどが人気です。装飾用のカップやペン立てなども、木の温もりを感じるアイテムとして好まれます。
キッチン用品では、コショウミルやスパイスグラインダー、めん棒(ローリングピン)、マドラーなどが定番。木製スプーンやバターナイフの柄も、手づりならではの風合いが楽しめます。
また、こまやヨーヨーといった木のおもちゃも木工旋盤の得意分野。人形のパーツや玉など、精巧な丸みを活かした作品づくりにも適しています。
さらに、テーブルや椅子の脚、ベッドポスト、手すりの装飾といった家具パーツの制作にも活用されており、木工旋盤ならではの美しい仕上がりがインテリアに個性を与えてくれます。
他にも、楽器のパーツ、時計のフレーム、木製印鑑の持ち手、ハンマーの柄など、用途に応じてさまざまな形状を生み出せるのが木工旋盤の魅力です。
木工旋盤を始めるにあたって、「機械を購入して自宅で始めるか」、「工房に通うか」で悩まれる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、それぞれにかかる費用を比較してみます。
■ 自宅で機材を購入する場合
木工旋盤の本体価格は、エントリーモデルで4〜8万円前後、中級〜上級モデルになると15〜30万円以上することも珍しくありません。
また、旋盤だけでは作業できず、以下のような周辺機器も必要になります。
ターニングツール(刃物)一式 | 例:WOODWORK CENTER ターニングツール 6本セット(税込 約30,000円) |
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ターニングツール研ぎ用スロースピードグラインダー + シャープニングジグセット | 例:RIKON 8インチ・グラインダー シャープニングセット(税込 約60,000円) |
集塵機や作業台、安全ゴーグル等 |
例: ・マキタ 集じん機 VC0820(税込 約25,000円) ・SK11 作業台 折りたたみ式(SB-300)(税込 約6,000円) ・TRUSCO セーフティゴーグル YG-500(税込 約1,200円) → 必要に応じて揃えると、合計で1〜5万円程度 |
おおよそ 合計 20〜30万円前後
合計すると、最低でも約20万円以上、本格的に揃えると30万円以上の初期投資が必要になると考えた方がよいでしょう。趣味として始める場合でも、ある程度の設備費を見込んでおくことが重要です。
■ WOODWORK CENTER に通った場合の費用感
WOODWORK CENTER のシェア工房は、機材、必要な道具などはすべて揃っており、講習で必要な知識や安全指導も受けられます。
「木工旋盤安全利用講習」受講→入会→プラン契約。あとはご自分のペースで木工旋盤の利用が可能です。
木工旋盤安全利用講習 | 1日のレッスンのみ 25,300円(税込) ※ 木工旋盤の基本的な使い方を座学と実践を通して学びます。 |
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シェア工房利用(平日プラン) | 15日前後/月 16,500円(税込)〜 |
WOODWORK CENTERでの初期費用:おおよそ 41,800円(税込)〜
※次月以降は契約プランの代金のみで利用可能。しかも利用する月だけのお支払い。
教室では道具のメンテナンスや保管の手間もなく、必要なときにだけ利用するという柔軟なスタイルが可能です。
また、この期間で作れる作品の点数はおおよそ15点程。(※小さな器)
※初級から中級者の方で、ペースの遅い方でも 10点ほど。店長の今までの経験による参考値。
■ コストの比較(1年あたり)
自宅で導入 | 教室・工房通い |
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初期費用: 約20万〜30万円以上(機材・工具一式) |
初期費用: 実質0円(※安全講習 25,300円のみ) |
月々の維持費: 材料費+電気代+ゴミ処理などで 月額8,000〜10,000円程度 |
月々の利用料: 平日プラン 16,500円(税込)〜 ※必要な月のみでOK |
1年間の合計目安: 約10万〜12万円程度 |
1年間の合計目安: 約198,000円(税込)〜 (16,500円 × 10ヶ月 + 講習25,300円) ※月利用を調整すればさらに節約可能 |
※ WOODWORK CENTERの場合、初期費用として「木工旋盤安全利用講習(1日)」が必要です(25,300円税込)。その後は利用する月だけ月額費用を支払う仕組みです。
自宅での導入は、長期的には自由度が高く、自分のペースで制作できるというメリットがあります。一方で、初期投資や安全管理・技術習得の難しさを考えると、初心者にとってはハードルが高い面もあります。
一方、教室・シェア工房を活用すれば、プロの指導を受けながら必要な機材を一通り体験できるため、初めて木工旋盤を始める方にとっては安心かつ効率的なスタートが切れるのが大きな魅力です。
と、ここまで読み進めて、「機械を家で買って始めてしまってもいいんじゃない?」と思った方もいると思います。そしてここ登場するのが裏テーマの「時間」のお話し…。
木工旋盤を始める際、機械を購入する場合と、WOODWOR CENTER に通う場合の費用差は、初期費用を除いて年間の金額だけを見ると通いの方が高いかもしれません。
しかし、自宅作業には「あるコスト」が抜け落ちています。それが「学びの時間」です。
WOODWORk CENTER に通う場合、この「学びの時間」もすでに費用に含まれています。通い始めたその日から、講師や先輩利用者のアドバイスを受けながら安全に作業を始めることができます。
一方で、自宅で始める場合は、技術の習得もすべて自分次第。テキストや動画を探して学び、実際に試して、失敗を重ねながらようやく制作がスタートします。
さらに、制作を進める中で新たな壁にぶつかるたび、また一から調べ、学び直す必要があります。結果として、手が止まる時間が多くなり、完成までに大きな時間差が生まれるのです。
その点、WOODWORk CENTER であれば、わからないことがあればすぐに講師や周りの仲間に相談でき、スムーズに作業を再開できます。この「時間の差」は、見落とされがちですが、長い目で見ると大きな価値の差、つまり「お金に換算できるほどの差」になると考えられます。
単純な費用だけでなく、「学ぶ環境」と「学ぶ時間」の違いも踏まえて、自宅で機材をそろえるか、まずは工房に通って始めてみるか、じっくり考えてみてはいかがでしょうか。
改めて、自宅で始める場合と教室に通う場合、それぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。
■ 自宅で木工旋盤を始める場合
メリット
• 自分のペースで自由に作業できる
• 長期的にはコストを抑えられる可能性も
デメリット
• 設置には騒音・振動・スペース、端材などのゴミ処理などの制約がある
• 機材や工具をすべて自分で揃えて、メンテナンス作業の必要がある
• 安全面や技術面の知識・経験が求められる
■ 教室・シェア工房に通う場合
メリット
• 管理されている必要な機材・工具がすべて揃っている
• 経験豊富な講師の指導で、安全に学べる
• 教室ならではの多彩な作品づくりが可能
• 初心者でも達成感を得やすい
• 「まず試してみたい」という段階でも気軽に始められる
デメリット
• 利用回数によっては継続的な費用がかかる
• 通う時間やスケジュールの調整が必要
木工旋盤に興味があるなら、まずはWOODWORk CENTER に通って体験してみるのが賢い選択です。
初期投資を抑えながら、基本的な技術や安全な使い方を学べるだけでなく、続けられるかどうか、自分に合っているかもしっかり判断できます。
また、WOODWORk CENTER では他の利用者との交流から刺激を受けたり、新しいアイデアを得られるのも魅力の一つ。定期的に通うことで、モチベーションの維持や習慣化にもつながります。
無理なく、楽しく木工旋盤を始めたい方は、まずは木工旋盤の教室からスタートするのがおすすめです。
不明点があればお気軽に問い合わせください。