2025.04.25 ツルタ便り
お疲れ様です。
ウッドワークセンターの靍田です。
木が好きです。
好きな理由たくさんありますが、なにより木材の経年変化を美しく思うのが一番です。
木製の椅子やテーブルを使うと、部分の木肌が潰れ、手垢が残り、艶になる。
その様子はそこにいた誰かの名残になる。
・・・少し遠い目をしてしまっていますが、ただ同じようにプラスチックや金属のものも経年変化があって、木材とは別の美しさがあります。
そしてペンキなどで塗装されたものの経年変化にも同じ美しさを感じます。
子供のおもちゃの色がとれてしまっている様子やアンティーク家具の何度も塗り重ねられた跡。
塗装の経年変化には独特のノスタルジーを感じてしまうのはなぜでしょうか。(さらに遠い目)
※ ギリシャの積み重ねおもちゃ
※ pintarestからお借りしてきました。アアルトのスツール60。
そんな塗装の経年変化を楽しめる家具づくりができないかな、と考えてペーパーコードスツールの木部に手塗りのペンキで色付けしてみました。
塗装が取れても自分で直したり、なんなら色落ちしたくらいがちょうどいいと思えるフランクに使うことを楽しめるような家具。
自宅の絨毯の色に合わせて暗めの赤を選んでいます。
色を選ぶことでより自分好みのインテリアに近づきます。
今回は牛乳由来の自然な塗料であるミルクペイントを使いました。木が時を重ねて深みを増すように、塗った色もまた、環境や使い方によって少しずつ変化します。ミルクペイントは少し透け感のある発色とマットな質感で、木の持つ表情や質感を引き立て、暮らしに馴染むような色合いに柔らかな風合いは、木の表情を消すことなく、むしろ引き立てながら一緒に育ちます。
今後、今回試したペーパーコードスツールをミルクペイントの色を選んで自分自身で塗装するところからペーパーコードを編むまで作業するワークショップにできないかなと思っていて、ちょっとここでモニターを募集しようかなと思います。興味ある方は、こちらに連絡をください。ある程度の人数が集まるようでしたら試作に協力をいただきたいです。
自分なりの家具を育てることは時間を慈しむ方法の一つかな、と思います。(もう白目)
一緒に塗装から自分だけの家具づくりを楽しみましょう!
※ pintarestからお借りしてきました。
将来はこんな雰囲気になってほしい。
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※ モニター申し込みと一緒です。
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