2024.11.23 スタッフブログ
こんにちは、ウッドワークセンターの靍田です。今回は、過去に行われたイベントと、木工旋盤を使用した特別な技術講習についての記録をご紹介します。
赤坂・青山にある「青山スクエア」で開催された「伝産法制定50周年記念フェア」は、伝統工芸品の魅力を存分に堪能できるイベントでした。展示販売だけでなく、制作実演や体験もあり、来場者にとって充実した時間になったのではないでしょうか。
パネルディスカッションのハイライト
6月1日(土)には、以下の伝統工芸士によるパネルディスカッションが行われました。
鑿鍛治の大内氏
鉋鍛治の三代目千代鶴貞秀氏
三代目千代鶴貞秀氏が「道具の産地は道具を使う産地との密接な連携が大事である」と語られていたのが印象的です。
産地と使用者を結ぶ活動を通じて、道具作りの文化とその価値を次世代へ伝える努力が伝わりました。
また、ウッドワークセンターでも大工道具の販売やワークショップを通じて、こうした文化を支援する取り組みを行っています。
詳細情報:
青山スクエア
伝産法制定50周年記念フェア
6月1日(土)・2日(日)には、木工旋盤を使用して生木を加工する技術講習が開催されました。この講習では、材料の準備から刃物の仕立て方、さらにはその使用方法までをプロの職人から直接学ぶことができました。
準備の裏側:生木の採取
講習で使用する生木は、大和市の久田緑地で採取しました。この作業には、クヌギをメインに、ムクノキやコブシを使用。また、大きなシラカシの倒木を再利用するプロジェクトも進行中です。
以下のアルバムには、その準備風景を収めていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
講習や日々の木工作業で私が使用している伝統工具もご紹介します。
「一枚目:大内 追い入れ鑿 2寸」「2枚目:三代目千代鶴貞秀 小鉋」
これらの道具は職人技が詰まった逸品で、長く愛用するほど手に馴染む大切な相棒です。
こうしたイベントや講習は、私たちが日々取り組んでいる「道具文化の魅力を伝える」活動の一環です。次回の記事では、最近行ったワークショップや新たなプロジェクトについてお届けする予定ですので、ぜひお楽しみに!
ウッドワークセンターでは、これからも伝統工芸や木工の魅力を多くの方にお伝えしていきます。引き続きよろしくお願いいたします!