2024.07.19 木工旋盤(ウッドターニング)スタッフブログ
WOODWORK CENTERで定期的に開催している「木工旋盤利用安全講習」では、木工で器やペンを作る際に利用する「木工旋盤(ウッドターニング)」を安全に利用するための講習を行っています。
高速で回る木材に刃物をあてるので、初めての方は不安を感じることも。
私も初めては怖かったです…。
木工旋盤に限ったことがありませんが、機械加工は使い方を間違えると事故につながってしまう危険性もあります。
ですが、自分が当てている刃にそって木が削れ、形になっていく様子に夢中になってしまう方も多いのが木工旋盤です。
木工旋盤を活用して作品の幅をぐんと広げてみませんか?
この記事では、木工旋盤(ウッドターニング)を始めるために必要な道具や、どのような作品が作れるのかを紹介します。
「木工旋盤(ウッドターニング)」とは、木材を高速で回転させながら、専用の刃物を用いて形を削り出す木工の技法のことです。
材料を回転させて成形していくので、陶芸のロクロをイメージされる方も多いのですが、陶芸のロクロは縦軸に回転させるのに対して、木工旋盤は横軸に木材をセットし、回転させて削っていくのが特徴です。この技術を使うことで、基本的に円形、円柱形のもの(お皿・ボウル・つぼ・ペン など)を作ることができます。
木工旋盤は木材を回転させながら内部を削り出すことで、滑らかな曲線を持つ作品を作ることが可能です。代表的なものには以下があります。
・ボウル
・お皿
・カップ
・つぼ
・花瓶
・ペンの本体
・椅子やテーブルの脚など、家具の部品
材料を回転させて加工するため、テーブルの天板や棚板など広い平面を削る作業はできません。また、複雑なデザインの内部の削り出しには向かず、別の工具や技術が必要になります。
それでは木工旋盤にチャレンジしたいと思ったらどのような道具が必要でしょうか。制作するものによって必要な道具は異なってきますが、まずは基本的に必要な道具をご紹介します。
・木工旋盤
木材を削るための機械です。卓上サイズのものから、大きな木材を削るための大型のものまで様々なサイズがあります。
・ガウジ・ウッドターニングツール
木を削るための専用刃物。刃の形が様々あるので、作るものによってどのガウジを使うかが変わってきます。
・グラインダー
木工バイトの刀を研ぐための道具です。手で研ぐこともできますが、研ぎ直す頻度が高いのでグラインダーがあると便利です。
・チャック
高速で回転する木材を固定するのに必要な部品です。
・安全具
木材の破片や粉じんの対策のために、必要なのがフェイスシールドや安全メガネなどの安全具です。
紹介した道具1つとっても、種類が豊富なので初めて挑戦する方にとってはこの道具選定が難しいところですよね。この他にも、カップなど深く彫る作品を作りたい場合は照明器具が必要ですし、ご自宅で木工旋盤をやりたいという方は、集塵システムや換気のできる環境の整備をお忘れなく。
木工旋盤やガウジなどの道具を選ぶポイントはまた改めてブログでご紹介させていただきます。
「木工旋盤を始めるには必要な道具が多すぎる!」「刃物を扱うので1人では不安だな」という方は、まずは木工旋盤の道具が揃ったシェア工房を利用して作品作りを行ってみませんか?
シェア工房WOODWORK CENTERは、プロの木工職人が運営しているため、木工制作に必要な機材や道具が充実しています。
木工旋盤を利用する際には、実技を通じて基本的な使い方や安全に作業するためのルールを学ぶ「木工旋盤安全講習」の受講を必須としておりますので、木工経験がない方も挑戦しやすい環境です。
また、「木工旋盤安全講習」はシェア工房の利用を検討されていない方でもご参加いただけますので、ご自宅で木工旋盤を始めたい方も、独学で今までやってきた方にもおすすめです。
1人では解決できなかった木工旋盤の疑問やコツを聞きに是非ご参加ください。
ご参加お待ちしております。
▼木工旋盤安全利用講習のお申し込みはコチラから
https://forms.gle/xrAeWZiWF5tm48U28