WOODWORK CENTER では、定期的に「木工旋盤利用安全講習」を開催しています。
木工旋盤(ウッドターニング)は、器やペンなどを作るときに使う機械ですが、高速で回る木材に刃物を当てるため、初めての方はちょっと不安を感じるかもしれません。私自身も最初はドキドキしました。でも実際にやってみると、自分の手で刃をあてた部分がスルスルと削れて形になっていく様子に夢中になる方が多いのが木工旋盤の魅力です。この記事では、木工旋盤を始めるために必要な道具や、どんな作品がつくれるのかをご紹介します。
木工旋盤とは、木材を横軸で回転させ、専用の刃物で削り出す技法です。
イメージとしては「木のロクロ」。陶芸のロクロが縦に回るのに対して、木工旋盤は横向きに木材をセットして削っていきます。この技術を使うことで、ボウル・お皿・つぼ・ペンなど、丸い形の作品がつくれます。
• ボウル
• お皿
• カップ
• 花瓶・つぼ
• ペンの本体
• 椅子やテーブルの脚など家具のパーツ
曲線の美しい作品づくりにぴったりです。
一方で、広い平面(テーブルの天板や棚板など)の加工や、複雑な内部を削り出す作業には向いていません。
そうした場合は別の工具や技法が必要です。
初めての方がそろえるには少しハードルが高いですが、基本的に必要なものは以下の通りです。
• 木工旋盤本体 … 卓上タイプから大型までサイズはさまざま。
• ガウジ(専用の刃物) … 削る形によって種類を使い分けます。
• グラインダー … 刃物を研ぎ直すための道具。
• チャック … 回転する木材をしっかり固定します。
• 安全具 … フェイスシールドやゴーグルなど。粉じんや破片から身を守る必需品。
つくる作品によっては照明や集塵設備なども必要になります。道具の選び方はまた別の記事でご紹介しますね。
「道具が多すぎて揃えられない」「1人でやるのは不安…」という方は、まずはWOODWORK CENTERで体験してみることが安心です。WOODWORK CENTER では、プロの木工職人がサポートする環境のもと、木工旋盤や必要な道具をそろえています。また、木工旋盤を利用する際には必ず「木工旋盤利用安全講習」を受けていただき安全に作業できるよう丁寧にお伝えしています。この講習はWOODWORK CENTER を利用しない方でも受講可能ですので
• ご自宅で始めたい方
• 独学でやってきて不安のある方
にもおすすめです。
木工旋盤の疑問やコツを学びに、ぜひご参加ください。
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