近年日本でもじわじわと話題になっている素材「スタビライズドウッド」をご存知でしょうか?まだまだ日本では認知度が低く、海外をメインとして人気のある鮮やかな模様の木材です。木なんだけど木に見えない、大理石に見間違えるような不思議な素材「スタビライズドウッド」の魅力をご紹介します!
「スタビライズドウッド」とは乾燥させた木材に着色したアクリル樹脂を浸し、硬化させた木材のことを言います。「色を染み込ませた木材」と思っていただけるとイメージしやすいでしょうか。
樹脂によって内部まで染色されるのですが、木材の密度の高い箇所には浸透せず、密度の低い箇所に浸透するため、木材の質感は残しながらも、鮮やかで複雑な模様になります。
主にトチやカエデ、メープルなどの樹種がよくつかわれていますが、「Stabilize(安定させる)」という名の通り、樹脂を含侵させることで木材を硬く強度を向上させ、伸縮を防ぎ、湿気にも強い安定した素材となります。また内部まで染まっているため切断・研磨されても色が落ちることがないのがスタビライズドウッドの魅力です。
「スタビライズドウッド」を使ったアイテムは、ボールペンや包丁・ナイフのハンドル、アクセサリーやマグカップ、ギターまで!様々な用途で使われています。
杢目や木材の密度によって模様が変わるため、唯一無二のアイテムが出来上がることが人気の理由です。
WOODWORK CENTERではスタビライズドウッドを使ってビールタップを作ってみました!こちらの動画から是非ご覧ください。
製作過程は回転しているので素材の特徴がわかりにくいのですが、最後の出来上がりを見ていただくと、木材とは思えない発色と艶感!パッと見た感じは大理石のようにも見えますよね。
今回はビールサーバーのタップを作ってみましたが、花器や家具、オーナメントにしてもかわいいかも!なんて夢がひろがってしまいます。
いかがでしたか?
まだまだ国内での流通は多くない素材ではありますが、工夫次第でかなり個性的なアイテムを作り出すことが出来そうですよね!
スタビライズドウッドを販売しているお店はそう多くありませんが、オンラインショップで購入することもできるので、興味がわいてきた方は是非手に入れてあなただけのアイテムを作ってみてください!
WOODWORK CENTERでも今後スタビライズドウッドを使用したワークショップを企画しております!!