サマーフェスティバルイベントレポート! | 木工教室なら WOODWORK CENTER by 相談家具屋

2023.08.22 スタッフブログ

サマーフェスティバルイベントレポート!

今回のスタッフブログでは、8月11日(金・祝)に行われた「Summer Festival @ ウッドワークセンター」のイベントレポートをお送りします。

WOODWORK CENTER(以下、WWC) は、様々な相談に乗ってオリジナルな家具づくりを行う「相談家具屋」のメンバーが運営する木工DIYライフの発信拠点です。逗子の工房(ウッドワークセンター)を拠点に、様々なワークショップを開催したり、会員向けのシェア工房を運営しております。

WWCでは木工DIYライフを楽しんでいただくための一環として、定期的にイベントを開催しています。今年も夏休みを盛り上げるために「Summer Festival @ ウッドワークセンター」と題してイベントを開催いたしました。
イベント内容は「映画づくりワークショップ」「バードコールづくり」「ゴリラ先生の全力紙芝居」「かき氷を食べるスプーンづくり」などなど、子供から大人が楽しめる幅広いイベントと盛りだくさん。さらに肉厚ハンバーガーが楽しめるキッチンカーも登場! そんなボリュームもりだくさんのイベントの様子を、レポート形式でお伝えしてゆきます。それではレッツゴー!

「怖いってなんだろう?」ホラー映画づくりワークショップ

【9:00〜13:00】湘南で活躍する映画監督の三澤拓哉監督を講師に迎え、WWC施設を使って撮影を行うホラー映画づくりのワークショップからスタートです。
このワークショップでは参加者の方に、カメラの撮影や役者役を体験していただきます。カメラの使い方のレクチャーから始まり、動画撮影の方法やカメラアングルなど、撮影方法の基礎を学びながら、映画の完成を目指します。

映画のストーリーは概ね決まっているものの、そのストーリーを表現するために必要な映像は、参加者の方が撮影を行います。例えば、人が施設に入ってくるシーンなどは、カメラの配置やカメラアングルに始まり、役者の演技指導など、先生と一緒にその場で決めて撮影をする本格的なスタイル。進行を見守るスタッフも未体験な出来事ばかりでドキドキでしたが、参加者のみなさんが終始笑顔で撮影が進んでゆくのが印象的でした。

撮影もいよいよ後半戦、映画のクライマックスシーン。撮影場所を工房の奥に移し、部屋の明かりを消すと、一気にホラー映画の雰囲気に、急に寒気が…。

ラストシーンを撮影して「お疲れさまです、撮影クランクアップです!(このセリフ言ってみたかった!)」でもここで終わりではありません、せっかく撮影したのだから、完成した映画は当然観てみたいですよね? このワークショップでは、講師の方がそのまま映像を編集してくださり、最後に工房内で上映会を行います。

映像の編集作業は時間がかかるそうなので、ここでちょっと昼食タイム!

映画づくりワークショップ参加者の方には、イベント特製ハンバーガー無料チケットが配られます。このチケットを工房正面に来ていただいたキッチンカー「バックヤードフィッシュ」さんに渡すと、無料でハンバーガーが食べられちゃいます!

バックヤードフィッシュさんは、普段「池子十字路」や「各種イベント」で大人気ハンバーガーさん! 今回特別にWWCのために出店していただきました! ありがとうございます。

バックヤードフィッシュの肉厚ハンバーガーを召し上がれ!

映画の完成をドキドキして待つ間に早速腹ごしらえ! もらったチケットを持って早速バックヤードフィッシュさんへGO! チケットで交換できるのはハンバーガーは、ポテトとセットの Burger Box。
この日に選べたバーガーは、classic(クラシック)・cheese(チーズ)・chili(チリ)・fish(フィッシュ)・chicken(チキン)の5種類。別料金でSIDEメニューの fish & chips や hot chicken も購入できます。

今回は、参加者のみなさんにまじってチーズバーガーを注文。
と、外で注文を待つ間に入り口付近に目を向けると、WWCオリジナル商品の販売ブースが! ちょっと宣伝がわざとらしいですが、WWCではイベントに合わせてオリジナル商品の販売スペースを出店しています。オリジナルの家具や雑貨、端材や薪、ワークショップ参考作品の展示。そして来ていただいた方限定の「無料木材」持ち帰りコーナーなどなど、日々のWWCの活動が伝わるブースを出店しています。WWCってどんなところか気になっている方は、イベントに来ていただけると雰囲気を感じ取ってもらえるかと思います。

WWCの宣伝をしている間にハンバーガーが完成したようです。(笑
天気もいいので近くの公園で食べるもよいのですが、この暑さちょっとしんどいですよね、今回は冷房が効いた工房内で涼んで食べることにしました。
今回は工房で販売しているドリンクのなかから、北海道限定のガラナコーラを追加で購入。やっぱりハンバーガーにはコーラが合いますね! ハンバーガーは、お肉とチーズがボリュームミーで、お腹いっぱい大満足の昼食となりました。あぁお腹いっぱい…。

昼食後に休憩していると、映画完成のお知らせが! 早速上映会スタートです。
上映会では、参加者のドキドキワクワクした感じが伝わり、会場に集まった他のワークショップ参加者も集まって、わいわいと賑やかな楽しい雰囲気の上映会となりました。

■三澤 拓哉
2014年、映画『3泊4日、5時の鐘』で脚本・監督デビュー。同作はロッテルダム国際映画祭をはじめ多くの映画祭に招待される。
監督第二作であり、日本・香港・韓国による国際共同制作作品『ある殺人、落葉のころに』は釜山国際映画祭でワールドプレミアを果たし、その後日本、香港で一般上映された。

▼三澤拓哉監督のインスタグラムはコチラ
@takuya_misawa


紙芝居師ゴリラせんせいによる「全力紙芝居」+バードコールづくり

【13:00〜14:00】続いてのワークショップは、藤沢や辻堂を中心に活動されているゴリラせんせいの「全力紙芝居」公演(紙芝居公演は無料)。
こちらの公演とワークショップは、普段と趣向を変えて行われました。果たして何が違うか? 今回はワークショップでつくったバードコールを、紙芝居公演で使用すると言うもの。ちょっと想像がつきにくいかもしれませんね、順を追ってご紹介してゆきます。

まずは、ワークショップのバードコールづくりがスタート。このワークショップは定員なし当日参加OKで、WWCでも人気のワークショップのひとつ。
素材の中からバードコールの元になる木を一つ選びます。沢山のなかから選ぶのは大変ですが「きっとこれだ!」と思える素材が見つかるはず。素材を選んだら万力に素材をセットしてドリルで金具を取り付けるための穴を開けます。道具を使う場面では、必ず工房スタッフが親切丁寧にレクチャーいたします、ご安心を! 続けて、ドリルで穴を開けて金具を取り付けて完成! あれ、あっという間に終わっちゃいましたね…、って思っている方。いやいや、バードコールづくりはここからがスタートです!

穴を開けただけの木材は切り出された状態でザラっとしているので、やすりで磨いて表面を整えます。これが意外と大変なんですが、自分の手に馴染む形に磨けると、完成した時の達成感も愛着も全然違います。
表面が磨けたら、今度は電熱ペンやマジックで模様を描いたりします。おすすめは、オリジナルの鳥の絵を描くこと。鳥の絵を描くと、その鳥が鳴いている感じがまして、愛着がわくこと間違いなし。

バードコール作りが落ち着くと、まちにまった紙芝居師ゴリラせんせいによる「全力紙芝居」公演がスタート。開始と同時に大太鼓や小太鼓が鳴り響き、ゴリラせんせいの独特な喋り口調で、紙芝居の世界へ引き込まれます。途中クイズコーナーや、観客を巻き込んでのコーナーがあったり、展開の先が読めません! そして忘れちゃいけないバードコールを使った紙芝居、まっていました!

お話に合わせてみんなが作ったバードコールが鳴り響き、ここは鳥の楽園か? と思うくらいお話しが盛り上がって、紙芝居の枠を超えたエンターテイメントを楽しむことができました。ゴリラせんせいすごすぎる!

■紙芝居士ゴリラせんせい
藤沢、辻堂の保育園を中心にオリジナル、日本の昔話を中心に紙芝居公演を行っている。
最近、アベマニュースに出演したゴリラ先生。
YouTubeでご覧になれるので紙芝居やゴリラ先生が気になった方はよろしければご覧下さい。
https://youtu.be/K6eFPIP4YMU?t=664

▼ゴリラせんせいのインスタグラムはコチラ
@kamishibai_gorilla_sensei


かき氷を食べるスプーンづくりワークショップ

【15:00〜17:00】この日ラストのワークショップは、シオタニミカさんによるスプーン作りのワークショップ。作ったスプーンを使って最後にかき氷を食べちゃおう! と、なんとも粋なワークショップとなっております。
開始前からワクワクが止まらない内容ですが、スプーンが完成しないことにはかき氷は食べられません!(※完成しなくても食べれます…) ご安心を、講師の方が限られた時間の中でもスプーンが完成できるようにと、素材の下準備をしていただいているので、木を削る作業が初めての方でも安心して参加いただけます!「ホッ」。

ワークショップがはじまって最初は工程の説明。ここでは作業手順や道具の説明など親切丁寧に解説していただけます。
それでは作業開始! まずは口に入れる「皿(さら)の裏側」をヤスリで削る作業からはじめます。カトラリーづくりと聞いて思い受けべるのは、刃物を使って木を削る作業。もちろん後半には刃物で削る作業がありますが、はじめは作業になれてもらうために、簡単なヤスリがけからスタート、講師の方の心遣いを感じます♪
作業中は講師の方が参加者の周りを回りつつ細かくアドバイスをいただけます。雑談をはさみつつ、参加者の方の緊張がほぐれてゆくのがわかります。

作業も進み、道具に慣れたところで刃物を使って「柄(え)」の部分を削ってゆきます。ここでは用途の違う2種類の刃物を使い繊細な作業を行います。削ってはバランスをみて、削ってはバランスを見る工程は、このワークショップで難しく、も一番楽しい作業。元の材料は同じ形だったものが、参加者の個性がでてきて、それぞれが違う形になっていくところが、みていてとても面白く感動する場面でもあります。

参加者の方の「柄に穴を開けて紐を通せるようにしたい」とリクエスト。ここは木工房、お任せください! スタッフが手際よく準備をして柄に穴を開けることができました。材料によってはできないこともありますが、こう言った作業が柔軟に行えるのはワークショップならではだと思います。

作業も後半、すでに完成してコーティングを始める方もいますが、作業後半でも慌てる必要はありません。こだわりたい方は時間をフルに使って作業してください。
とは言ってもかき氷を食べる時間がなくなると困ってしまいますよね…。スタッフは作業を手伝いつつ、かき氷の準備も始めます。

この日は、シロップとジャムを添えたイチゴ味、抹茶シロップ、カルピス桃味をご用意。自由に味を選んで氷を削って特製のかき氷を作っていただきました。最後は作ったスプーンで美味しくパクリと、スプーンづくりもかき氷も両方楽しんでもらえたのではと思います。

■シオタニ ミカ
グラフィックデザインを主に学んだのち、木工を中心とした手仕事、工芸に興味を持つ。沖縄在住中に陶芸を中心としたショップでデザイン、販売、バイヤー等の仕事に携わる。2020年に鎌倉へ移動。2022年6月からフリーランスで活動中。

▼シオタニミカさんのインスタグラムはコチラ
@shiotanimika

最後に

「Summer Festival @ ウッドワークセンター」のイベントレポートはいかがでしたでしょうか。このイベントレポートで、当日の楽しさが少しでも伝わったのであればうれしい限りです。
また、参加者の方も作業で疲れたことと思いますが、つくった作品を見返しては、今日の日の楽しいできごとを思い出していただけると幸いです。

蛇足ではありますが、ワークショップ終了後にちょっと寄り道がてら逗子を観光することも可能です。
神武寺駅から逗子・葉山駅へ行って、最寄りのバス停からバスに乗って海をみに行っちゃう! なんてこともできちゃいます。
出発の時刻にもよりますが、葉山の海辺や森戸大明神から見える夕日は思い出に残る絶景なので、ふだん逗子訪れる機会がない方は、ウッドワークセンターのイベントとセットで、周辺散策をしてみてはいかがでしょうか♪

この投稿をシェアする

RELATED ARTICLE

オンラインストア