オーダーキッチンを自宅に導入する際、多くの人は性能だけでなくデザインにもこだわりを持つでしょう。
キッチンの大部分を占める色は空間の印象に大きな影響を与えるため、色選びには注意が必要です。
自分が良いと思った配色が空間にマッチせず、後悔する人もいるため色選びのポイントを知っておくと良いかもしれません。
最も重要なポイントは、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーをしっかり決めることです。
ベースカラーはオーダーキッチンの7割を占める色だと思ってください。
例えば、天井や壁、床です。
本体の色ではありませんが、とても重要なポイントになります。
原色など派手な色を使わずにベージュやアイボリーなどを選ぶと失敗しないでしょう。
メインカラーは空間の2〜2.5割ほどとなりますが、オーダーキッチンの本体や収納家具など面積が広い部分に用いる色なため、空間を演出するような色選びをしてみてください。
アクセントカラーは0.5〜1割ほどを占めます。
割合は少ないですが、アクセントカラーの選び方次第で空間がきちんと引き締まるのか、逆にぼやけてしまうのかが決まります。
ベースやメインカラーとのバランスを見て、相性が良い色選びをしてください。
ざっくりと何系の色がいいか決めている人もいるのではないでしょうか。
例えば、黄色系です。
黄色やオレンジなどの色味はキッチンと相性が良いとされており、コーディネートもしやすいです。
しかし、床や壁の色味と合いすぎてしまうと、面白みに欠ける恐れがあります。
調和を崩すような配色は避けたいものですが、メリハリを意識してみてください。
アクセントカラーに赤や緑、青系を選ぶと、まとまりすぎず良いアクセントになるはずです。
また、黒系など高級感のあるキッチンに仕上げたい人も少なくありませんが、キッチンの窓が小さく日差しがあまり入ってこない場合は、重苦しくなり後悔する可能性があります。
そのため、窓から光が入ってこない場合はできるだけ明るい色味を選ぶのがおすすめです。
このように、オーダーキッチンの色選びにはポイントがあります。
配色は施工が始まると簡単には変えることができないため、後悔のないように慎重に決めましょう。