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オーダーキッチンでレンジフードを選ぶポイントとは

《キッチンに欠かせないレンジフード》


レンジフードは調理中に発生する油煙やニオイを吸い込み、外へ排出する役割があります。
キッチンには欠かせない設備ですが、オーダーキッチンで新しく設置する際には、どのような基準で選ぶべきか迷うこともあるのではないでしょうか。
存在感があるため、デザイン性を重視する人も少なくありませんが、見た目だけで決めてはいけません。
オーダーキッチンに失敗したからといって何度も交換できるものでもないため、レンジフードを選ぶ際のポイントを知り、後悔しないようにしましょう。
ポイントの一つは、風量です。
キッチンは法律で火気使用室における必要換気量を計算することが義務付けられています。
既製品のカタログには吸い込む風量が掲載されていることが多く、必要換気量ではないため注意が必要です。
必ず依頼時には確認をしましょう。
また、風量が大きくても給気ができなければ意味がないため、給気口のチェックも欠かせません。
給気口を小さくしたり、塞ぐようなデザインは避けるようにしましょう。

《見た目にこだわりすぎるのは要注意》


最近のレンジフードはシロッコファンを使用していることが多く、排気が屋外に出る部分は雨や虫などが侵入してこないように外部フードをつけるのが一般的ですが、見た目が気になるという人もいるのではないでしょうか。
その場合は、裏まで排気ダクトを伸ばすことになりますが、吸い込み口から出口までの距離によって風量が弱くなる恐れがあります。 そのため、オーダーキッチンでレンジフードを依頼する際は距離に注意しましょう。
お掃除がしやすいものを選ぶこともポイントです。
下からファンを取り外して丸洗いができたり、遠心力でオイルを飛ばせる機能があると便利です。
IHを検討している人は、空気清浄機のような種類を選ぶといいかもしれません。
IHは空気を汚すことがなく、外に出す必要がないため、空気清浄機のようなレンジフードを選ぶと空調エネルギーが節約できます。
このように、オーダーキッチンでレンジフードを選ぶ際のポイントがあります。
見た目はもちろん大切ですが、レンジフードの役割をしっかり果たすものを選びましょう。