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オーダー家具で椅子を作るときのポイントとは

《素材にこだわろう》


椅子をオリジナルでオーダーするとき、どのようなポイントを意識するべきかわからない人もいるのではないでしょうか。
既製品とは異なり、こだわりを持って作り上げるため仕上がりに後悔はしたくないものです。
一度作り始めると、やり直す際に別途料金が発生することもあるため、椅子を作るときのポイントを知っておくことをお勧めします。
ポイントの一つは、素材です。
家具に用いられる素材には様々なものがありますが、椅子はよく木材が用いられます。
また、木材にも種類があり、大きく分けると無垢材と加工材料です。
この2つの種類の中でも、オーダー家具では無垢材が選ばれることが多いです。
天然木がそのまま使われるため、素材本来の美しさや肌触り、匂いが魅力的な家具に仕上がります。

《温かみを感じる理由とは》


無垢材は見ているだけで癒されることもあります。
天然木はそれぞれ木目が異なり、等間隔に並んでいませんが、不揃いな感じが心を落ち着かせ、安らぎを与えるのです。
お家の中でも椅子はよく目につくリビングなどで使われることが多く、そのような空間に癒しがあると暮らし心地がいいと感じるでしょう。
また、凸凹とした表面は照明や太陽を屈折させ、反射率を抑えるという特徴もあります。
ガラス製品やプラスチックは強い光もそのまま反射しますが、無垢材は抑えるため目に優しいです。
肌触りも魅力的です。
無垢材の肌触りは熱伝導率が関係しており、熱伝導率が小さいものは手で触れた時に体温が奪われにくく、温かい印象を受けやすくなります。
無垢材は断熱性や保湿効果を持っており、肌に触れた時に温もりが感じられやすいです。
逆にコンクリートは熱伝導率が大きいため、触った時に冷たさを感じるでしょう。
ヒトの体温が伝わると急速に熱を奪うため、ぬくもりは感じられません。
耐久性も家具を作る上でポイントになります。
お気に入りのモノはずっと使い続けていたいでしょう。
無垢材は長期間使用できる十分な強度を持っており、すぐに買い替える必要がありません。
劣化するどころか、味が深まっていきます。
このように、無垢材は様々な魅力がある素材です。
椅子をオーダーする際は、素材選びにもこだわってみてはいかがでしょうか。