ブログ | 2018年02月16日(金)

【出張授業】家具職人が行く!vol.4

CATEGORY: 木工DIY

こんにちは。広報中野です。

新しい年が始まり、冷たい風が身に凍みる季節となりましたね。
ウッドワークセンターのある逗子も、先月の大雪の時に20センチ積雪しました。

暖かい春が待ち遠しいですが、春は別れと出会いの季節。
少し切ない気持ちでブログを書いております。

6月・10月・12月に引き続き、横浜市にある高等特別支援学校に
「木工・出張授業」を行う、職人・靍田に同行して参りました!

今回授業を受けた【木工課】の生徒さんは、今年の3月に卒業を控えている3年生の5名。
3年生と共に木工の時間を過ごすのは今回で最後。
職人・靍田も少し寂しげでしたが、生徒さん達の元気な姿を見てとても嬉しそう。

今回の出張授業では卒業作品に対する、デザインや製作方法のアドバイスを行います。
まずは靍田から、ものづくりで大事な【 デザインとは? 】について、
普段のオーダーの仕事でお客様に提示しているスケッチを見せて説明していきます。

オーダーで家具や内装を製作・施工するときには、
デザインの相談には必ず絵を描いてお客様と打ち合わせをします。
まだ見ぬ理想の家具に、より近づけるため2〜3パターン書くことも。

初めて見るデザイン画に、みんな興味津々!

『上手っ!』『まずは絵を練習しないと!』

「上手な絵じゃなくて、伝わる絵を描かないとね!」と靍田は語ります。

次に、それぞれの制作物にアドバイスをしていきます。

作り方のアドバイス。

デザインのアドバイス。

鉋名人Hくんには、鉋刃の研ぎ方を。

それぞれの作業を見守り、声をかけ、どんな質問にも正面から向き合う職人・靍田に、
生徒さん達も時間を目一杯使って取り組みます。

約半年をかけて行った出張授業も、春に卒業する3年生とは今日でお別れ・・・。
最後の出張授業。各々存分に木工を学ぶことができたかな?


こちらの高等特別支援学校では、様々な専門の課に分かれて学びの視野を広げる取り組みをしています。
木工課では作品を作るだけではなく、近隣のお店から商品製作の依頼を受け製作したり、
校内や近隣でのイベントに展示販売する木工製品を作って、お客様へ納めています。

頂いたお金は回り回って、授業で作る木材になっているとのこと。そしてその木材で新たな商品を作る。
まさに私たち職人と同じように木工を行う生徒たち。
学びの中にもしっかりと社会に目を向けている姿に感銘を受ける日々でした。

木工課の皆さん、これからもまっすぐ。
社会に出ても、進学しても、木目のように迂用曲折しながらも頑張ってください。


最後にこの場を借りて、職人・靍田から生徒達へメッセージです*

まずは、この様な機会をいただいて大変感謝をしております。
私達の仕事は、人々の生活に密接に関る家具や什器を制作しています。
そこには、上手に作る事は当たり前ですが、実際に使う人の事をいかに考え、配慮し、
問題解決やよりよい暮らしを提供できるかが大事になります。
さらに扱う素材(木材・鋼材・プラスチックなど)への理解もとても大事になります。
今回は、木工の技術指導をとおして、ものづくりの楽しさと大変さを伝えると同時に
自分達が作ったものがどのように人に渡って、どのように使われるかまで、
思いを馳せられるような指導を心掛けました。

教えることは、学ぶこと。

私たちも生徒への指導を通して、ものづくりの楽しさの再確認と自分達の技術が
いかに人を魅了できる素晴らしいものなのかという、発見をさせていただきました。

高校3年間で学んだ事は、この先の人生において掛け替えのない素晴らしい思い出になる事と思います。
その中の一部に私たちとの授業での言葉や体験が少しでも残ってくれれば幸いです。

ものづくりは技術ももちろん大切な要素ですが、その先にかならず相手がいることを忘れないでください。
それは、どのような仕事でも一緒だと思います。
つたない授業でしたが、楽しんでくれてありがとう!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またどこかで、皆さんに木工のステキさについて、熱くお届けしたいと思います!!!

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